●物理ボタン&ダイヤルで操作しやすい! 波形調整がとにかくラク
電源ボタンは、本体左側面。前面下部には、テスト信号(1KHzパルス)端子、Ch1入力、Ch2入力、信号発生器出力が並んでおり、オシロスコープ用の端子はここで完結するようになっています。もう1つの機能であるマルチメーター用の端子は、本体上面と明確に分けられていました。
オシロスコープの操作は、物理ボタンやダイヤルだけでは完結しません。触った印象では、基本的にはタッチ操作がメインで、設定や機能へのショートカットとして物理ボタンがある、という感じです。
とはいえ、物理ボタンでしか使えない機能もいくつかあります。その代表的なものが、右上にある2つのトリガーボタンでしょう。
「Single」は、最初のトリガーに応じた1度だけ波形を表示するもの。瞬間的な最初の挙動を見たいときに使われる機能です。これに対して「Auto」は、トリガーごとに画面を書き換えるので、リアルタイムの変化を見たい場合に使われます。
もう1つ、物理ボタンでの操作となるのが「Save」ボタン。これは表示中の画面を画像として保存するもので、1回押すだけで機能します。気になる波形を保存しておけば、後で見返したり、レポートの作成に利用したりと便利に使えるでしょう。
さらにもう1つ、物理ボタンでしか操作できないのが、前面下部にある「Vertical」ダイヤル。縦軸(電圧)のレンジを変更するものです。SingleかAutoボタンを押せば、自動で最適なレンジにしてくれますが、自分で調整したいときに重宝します。
ちなみに、右にある「Horizontal」ダイヤルは横軸(時間)のレンジ変更に使います。横軸は結構いじることが多いためか、画面へのタッチでも変更可能です。表示されている波形画面の右半分をタッチすると早く、左半分をタッチすると遅くなるので、ダイヤルとタッチ操作のどちらか好きな方を使うといいでしょう。
上部にある「Intensity」というダイヤルは、Chごとの波形の位置やカーソル移動に使うもの。実はドラッグ操作でも波形やカーソルは動かせますが、指先の微妙な動きでズレやすく、結構イラっとするポイントだったりします。それがダイヤルなら正確に動かせますから、かなり快適です。
波形の動かし方は、まず動かしたい波形のChを選択。これは画面右端に並ぶアイコンをタッチしてもいいですし、さらに右にあるボタンを押してもOKです。あとは、Intensityのダイヤルを左右に回すと、波形が上下に動きます。
便利なのが、Ch1を選んでいるときにIntensityダイヤルを押すと、フォーカスがCh2に移ること。これを使うと、両方の波形を見やすい位置に移動するのが楽になります。
カーソルを表示したい場合は、Menuボタンからメニューを開いて「Cursor」をタッチするか、右上付近にある「Cursor」ボタンを押しましょう。すると横軸の「X1-X2」と、縦軸の「Y1-Y2」という2つのカーソルが選べるようになるので、表示したいものをタッチ。これで青囲みになり、画面上にカーソルが表示されます。メニュー画面を閉じるには、再度Cursorボタン、もしくはMenuボタンを押します。
このカーソルが便利なのは、2つのカーソルで挟んだ範囲を計測してくれること。X1とX2間の時間がどのくらいかひと目でわかります。
カーソルを表示しているときにIntensityダイヤルを押すと、フォーカスがカーソルとChとの間で行ったり来たりします。今、どれを操作できるのかというのは画面右上あたりの表示でわかるので、これで確認しながら操作するといいでしょう。
ちなみに、上の画像だとX2になっているのがわかります。
右下にあるダイヤルでは、トリガーレベルと波形の横軸位置の移動が可能です。ダイヤルを押すと、移動する対象を切り替えられます。とくにトリガーレベルは手動で変更することも多いですから、ダイヤルで操作できるというのは便利です。

この連載の記事
-
第113回
自作PC
ギーギー音が一瞬で消えた!ベタつかない潤滑スプレー「ドライファストルブ」を試す -
第112回
自作PC
騒音も振動もこれ1本!スマホ計測アプリが便利すぎる(無料版あり) -
第111回
自作PC
“変態スペック”な定規が想像以上だった -
第110回
自作PC
簡単に“強靭な手”を手に入れる!Panasonicの「ストロングンテ」を試してみた -
第109回
自作PC
ドライヤーじゃ物足りない? “本気の熱風”が欲しい人に届けたいヒートガン入門 -
第108回
自作PC
【本物みたい!】安全に“工具で遊べる”知育おもちゃレビュー -
第107回
自作PC
これ1台で90kg運搬+軽作業も!折りたたみ式の万能ツールワゴンがめちゃ便利 -
第106回
自作PC
「そのType-C充電遅くない?」eMarkerも読める激安USBテスター「KWS-X1」があれば、遅さの原因がわかるかも【レビュー】 -
第105回
自作PC
まとわりつくネジが嫌すぎる! 激安消磁器でドライバーの磁力をリセット【レビュー】 -
第104回
自作PC
私にも磁界が見える…!iPadの磁界を可視化してみた【実験】 - この連載の一覧へ


















