メモリ高騰、スマホ価格も見直しの流れ
Nothing Japanの黒住吉郎氏は「メモリが高騰している。2026年以降、メモリ等のコストアップが直撃しそう。日本は為替の影響が強く出ている事も影響している」と語る。
そんななか、Nothingとしては5〜6万円台をミドル、5万円以下をエントリーモデルとして売り出していくようだ。
世間的にはメモリ不足によって、パソコンが品薄状態に陥っているというニュースが流れている。過剰なまでのAIデータセンターへの投資が続き、OpenAIなどは高性能メモリやNANDストレージを買い占めていると言われている。
そのあおりを受け、DRAM大手のMicronはAIデータセンター向けにシフトし、一般消費者向けのメモリ事業からの撤退を発表している。
これにより、自作パソコン向けだけでなく、一般向けのパソコンに対する需要が急増し、品薄になっているとされている。
データセンター向け、パソコン向けのメモリ逼迫は、スマホにも大きな影響を与えつつあるのだ。
あるスマホメーカー関係者は「すでにメモリの調達が難しくなっている。2026年は値上げもしくはラインナップの見直しをせざるを得なくなってくるかもしれない」と事情を明かす。
いくつのメモリメーカーと交渉をしても、調達価格は上がる一方。グローバル的に大量調達をしかけても安くはならず、すでに従来に比べて5倍近く、メモリの価格が高騰しているとされている。
昨年は、シャープ・AQUOS sense10やFCNT・Arrows Alphaなど、10万円以下でコストパフォーマンスの優れたモデルが相次いだが、今年は同等のスペックであっても、価格高騰が余儀なくされる可能性が十分にありそうだ。
ただ、スマホメーカーにとって吉報になりそうなのが、総務省で割引規制に対する「見直し議論」が出始めた点だ。

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