小型ディスプレーに、CPUやGPUなどのシステム情報をカッコ良く表示するステータスモニター。これを小型ディスプレーで構築するには、なかなかハードルが高く、導入を断念した人が多いことだろう。
そんなステータスモニターを簡単に導入できるのが、10月に発売されたLian Li「8.8インチユニバーサルスクリーン」(型番:LL-SM088)だ。
販売している秋葉原のツクモで確認すると、売れ行きは好調で、初回入分は即完売したという。また、12月中旬に数多く再入荷したあとも、コンスタントに売れているとのこと。
制御にはLian Liの統合コントロールソフトウェア「L-Connect 3」が必要になる。購入しようか悩む人もいるようだが、店頭デモのパネル品質やソフトウェアの使い勝手を確かめて、購入を決意する人がいるという。
「8.8インチユニバーサルスクリーン」のスペックは、解像度1920×480ドットの8.8インチIPS液晶を採用したUSB接続のディスプレーとなる。本体サイズは、幅237×高さ73×厚さ13mmと細長形状。
紅谷さんが推していたブラケットを実際に触ってみると、確かにコレは秀逸だと感じられる作りになっている。基本、ブラケットはファンのネジ穴を使用して固定する仕組みになる。そしてブラケットには、スライドレールとヒンジ回転ギミックを備え、ケース内外ともに、置き方にかなり自由度が効くのだ。
Lian Liの紹介動画にもあるが、ケース内にディスプレーを収めるスペースを確保できれば、ピラーレスケースのフロントサイドファンからトップ(ラジエーターファン)、ボトム、リアまで好みに合わせて置ける。
Lian Liの製品紹介ページにある「8.8インチユニバーサルスクリーン」の紹介動画のワンシーン。置き方は自由自在だ
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プリセットのデザインが豊富で楽しい!
かつて憧れたものの、導入までのハードルの高さに断念したステータスモニターを、簡単に設置できるのは魅力的すぎる。というわけで、再入荷した「8.8インチユニバーサルスクリーン」を即ゲット。実際にいろいろと確かめてみた。取り付け方法やブラケットの秀逸さは後回しにして、まずは表示内容をお見せしよう。
「8.8インチユニバーサルスクリーン」をPCに接続すると、「L-Connect 3」から認識され、項目一覧に「Universal Screen」が追加される。ここからディスプレーの表示項目や枠部のLEDイルミネーションをカスタマイズできる。英語表示となるが設定項目は難しくないので、詰まることはあまりないだろう。横、縦表示のプリセットも複数用意されているので、サクッとシステムモニタリングを楽しめる。

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