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起業家、パイロット、そして民間宇宙飛行の当事者

どんな人物? 新NASA長官、ジャレッド・アイザックマン氏

2025年12月23日 19時00分更新

文● 貝塚/TECH.ASCII.jp

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ジャレッド・アイザックマン氏(右)が第15代NASA長官に就任。連邦地裁のティモシー・ケリー判事(左)が、米ワシントンのアイゼンハワー行政府ビルで宣誓を執り行った。式には同氏の両親であるドナルド氏とサンドラ・マリー氏も同席した

第15代NASA長官はジャレッド・アイザックマン氏

 米航空宇宙局(NASA)は、ジャレッド・アイザックマン氏が第15代NASA長官に就任したと発表した。

 就任式は今月、米ワシントンのアイゼンハワー行政府ビルで実施され、連邦地裁のティモシー・J・ケリー判事が宣誓を執り行った。

 アイザックマン氏は就任にあたり、「人類の探査の限界を押し広げ、軌道経済を活性化し、科学的発見とイノベーションを人類全体の利益のために進めていく」とコメント。

 あわせて、月への宇宙飛行士の帰還や月面での持続的な活動、将来の火星探査に向けた基盤整備に取り組む考えを示した。

起業家、パイロット、そして民間宇宙飛行の当事者

 同氏は1999年に決済端末事業を手がけるユナイテッド・バンク・カードを創業。2012年にはフロリダ州に拠点を置く防衛・航空宇宙企業ドラケン・インターナショナルを設立し、米軍パイロット向けの訓練などを提供してきた。

 また自らもパイロットとして膨大な時間の飛行経験を積んでいる。2010年にはエアショーで演技飛行を行う「ブラック・ダイヤモンド・ジェット・チーム」を共同設立したほか、2009年には小型ジェット機による世界一周飛行の最短記録にも挑戦。61時間51分15秒で達成し、従来の記録を更新した。

 2021年には、プロの宇宙飛行士を含まない初の地球周回ミッション「Inspiration4」で指揮官を務めた。同ミッションはSpaceXの機体を用いて実施され、同年9月15日から、およそ3日間にわたり地球を周回している。そのほか、近年では、米SpaceXの衛星インターネット事業「スターリンク」の決済処理も手がけている。

 民間宇宙飛行にも深く関わってきた同氏の就任により、NASAと商業宇宙開発の関係性にも注目が集まりそうだ。

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