12月19日には、地球から2億7000万キロまで接近する見込み
NASAが新画像を公開、彗星「3I/ATLAS」が青く輝きながら太陽系を横断中
2025年12月11日 19時00分更新
NASAがハッブル宇宙望遠鏡を使って撮影した恒星間彗星「3I/ATLAS」
NASA, ESA, STScI, D. Jewitt (UCLA), M.-T. Hui (Shanghai Astronomical Observatory). Image Processing: J. DePasquale (STScI)
NASAが「3I/ATLAS」の新画像を公開
NASAは、ハッブル宇宙望遠鏡の広視野カメラ3(WFC3)で撮影した恒星間彗星「3I/ATLAS」の最新画像を公開した。青く輝く彗星が、尾を引きながら宇宙を移動する姿が鮮明に捉えられている。
恒星間天体「3I/ATLAS」とは?
3I/ATLASは、人類が観測した中でわずか3例目となる「恒星間天体」だ。太陽系の外から飛来した天体であり、過去に確認された恒星間天体は、2017年のオウムアムア、2019年のボリソフ彗星の2例のみ。太陽系外の環境を反映した物質を含む可能性があり、その解析は天文学的にも大きな意味を持つ。
今回公開された画像は、11月30日にハッブルが観測した際のもの。このとき彗星は地球からおよそ1億7800万マイル(およそ2億8600万キロ)離れており、ハッブルは空を横切る彗星を追跡しながら撮影した(このため、背景の星は線状の光の軌跡として写っている)。
12月19日には、地球へ最接近する見込み
なお3I/ATLASは、12月19日に地球に最接近する見込みだ。最接近距離はおよそ1億7000万マイル(およそ2億7000万キロ)と予測され、2019年のボリソフ彗星以来となる恒星間彗星の接近として、世界中の天文コミュニティーが高い関心を寄せている。

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