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石川温のPCスマホニュース解説 第263回

「アクセシビリティは“人権”」アップルが40年間続ける取り組みとは

2025年12月05日 17時00分更新

文● 石川温

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iPhoneは“耳”にもなる

 「サウンド認識と名前認識」は、iPhoneなどが特定の音を聞き取り、ユーザーに教えてくれるというものだ。例えばキッチンにある家電のビープ音、ドアベルといった周囲の環境にある音を聞き取ると、iPhoneが光ったりしてユーザーに通知してくれる。

 英語のみ対応となるが、名前を呼びかけられても認識してくれるので、友人が遠くから名前を呼んでくれたときもiPhoneに通知がでるようになっている。

 また、CarPlayにおいては、クラクションやサイレン、赤ちゃんの泣き声などでも通知が受け取れる。聴覚に障がいがある人が運転するときも、そうした音の情報を聞き漏らさずに済むことが可能となる。

 「ライブキャプション」というアクセシビリティ機能はデバイス上で会話がリアルタイムに文字として書き起こされる。デバイスで処理するため、プライバシーについても心配する必要がない。聴覚に障がいがある人やテキストを読む方が理解しやすい、コミュニケーションをとりやすい人向けの機能と言える。

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