アップルはiPhoneの衛星通信機能を強化するため、多数の新機能を開発しているという。米メディアBloombergのMark Gurman記者が11月9日のニュースレターで報じた。
同氏によると、アップルは衛星サービスの提供を現在GlobalstarやSpaceXなどのサードパーティに依存しているなかで、独自サービスを提供すべきかどうかを検討しているという。一方で、幹部は「アップルは通信事業者ではないため、そのように振る舞うべきではない」という理由で反対しているとのこと。
しかし同氏は、技術が重要性を増し続けるなかで、サードパーティへの依存を減らすために独自サービスを提供することには多くの利点があると主張している。
報道では、アップルはiPhoneの衛星通信機能について5つの改善に取り組んでいるという。
まず、サードパーティアプリ向けのフレームワークだ。これにより開発者は自分のアプリでiPhoneの衛星ネットワークを利用できるようになり、サードパーティの通信アプリなどで活用できるという。
次に、衛星を利用した地図機能だ。事前にダウンロードしなくても、ネットワーク圏外でのナビゲーションが可能になる。
3つ目は、メッセージ機能の強化だ。テキストのみではなく、衛星メッセージで写真の送信もサポートされるようになる。
4つ目は、より自然な使用環境だ。現在のiPhoneの衛星機能は空が見える場所で使う必要があるが、今後の改善によりポケットの中、車内、さらには屋内でも衛星通信が機能するようになるという。
最後は、5G NTNだ。将来のiPhoneでは、携帯電話ネットワーク上で衛星通信を利用してカバレッジを拡大できるようになる。
どこまで実現されるかは分からないが、最後の機能が実現すれば電波の届かない圏外においても、5Gネットワークを利用できる可能性が高くなるため、ユーザーにとってはかなりのメリットとなる。
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