razr 60/60s/60dで異なる対応バンドに注意
モバイル通信の対応周波数は5Gが、n1/n3/n5/n28/n41/n66/n77/n78、4G LTEがB1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B11/B12/B17/B18/B19/B20/B26/B28/B38/B39/B40/B41/B42/B66となっている。
これはrazr 60とrazr 60sで、ドコモ版のrazr 60dは、5Gのn79にも対応しているほか、4G LTEではB11が使用できず、B21が使用可能となっている。MVNOでドコモ回線のプランを使用している場合は、razr 60dのほうが性能をフルに活用できる。
そのほか通信系ではBluetooth 5.4、Wi-Fi 6Eに対応。おサイフケータイも利用可能なので、モバイルSuicaなど、国内決済サービスを使っているユーザーは安心だ。
カメラは5000万画素メイン+超広角マクロの2眼構成
カメラは、本体背面に約5000万画素(F1.8)のメインカメラと、約1300万画素(F2.2)の超広角及びマクロ撮影に使用するカメラを搭載した2眼仕様。インカメラは約3200万画素(F2.2)となっている。
望遠カメラを搭載していないため、高倍率での撮影は苦手としているものの、全体の仕上がりとしては、実際の色味に近く自然な仕上がりで悪くない。夜景も三脚などで固定してナイトモードで撮影すれば、ノイズを抑えてキレイに撮れる。
フリップタイプは折りたたみの角度を変えて、本体をスタンドがわりにして撮れるのがポイント。工夫次第で三脚などがなくても色々な撮影スタイルが楽しめる。
moto aiは「とりまリスト」「おまとメモ」「お気にいリマインダー」が便利
razr 60ではmoto aiが日本語に対応。メッセージアプリの通知をまとめて要約する「とりまリスト」、音声データを記録させると、文字起こしだけでなく要約も行なう「おまとメモ」、ウェブサイトやSNSの情報を、あとからチェックしやすくする「お気にいリマインダー」といった機能が利用できる。
特に便利だと感じたのは「おまとメモ」。音声を入力すれば、要約としてザックリとまとめてくれるので、ミーティングなどに使うと、あとから見返しやすい。
また「お気にいリマインダー」も便利で、例えばニュースサイトで新番組の開始の記事にアクセスしたとき、そのサイトをお気にいりリマインダーに「見逃せない番組」とテキストコメントと合わせて登録しておく。
こうしておけば、moto aiの「質問や検索」で「見逃せない番組ってなんだっけ?」と尋ねれば、その番組について教えてくれる。街で見かけたものやお店を写真に撮って登録していくことで、あとから「あれなんだっけ?」を調べてくれるため、年を取ってきて記憶力が落ちてきた筆者には重宝しそうだ。
13万円台の価格も、キャリアなら分割1円プランも狙える
“小型ハイエンド”を求める人に刺さるフリップ機
実売価格は13万5800円で、セールなどでは11万円台で購入できるケースも。またキャリアモデルは分割&返却のプランで購入すると、24回目までは1円/月といった価格での利用も可能で入手しやすい。
現状フリップタイプ以外で、ここまで機能や性能を備えた「コンパクトスマートフォン」はなかなかない。小型のスマホを探している人はぜひ試してほしいモデルだ。
| 「motorola razr 60」の主なスペック | |
|---|---|
| ディスプレー | メイン:6.9型有機EL、120Hz サブ:3.6型、90Hz |
| サイズ | 開:73.99×171.30×7.25mm 閉:73.99×88.08×15.85mm |
| 重量 | 約190g |
| CPU | MediaTek Dimensity 7400X |
| メモリー | 8(ソフトバンク/ドコモ)/12GB |
| ストレージ | 256(ソフトバンク/ドコモ)/512GB |
| OS | Android 15 |
| 5G | n1/3/5/28/41/66/77/78(dのみn79) |
| Wi-Fi | Wi-Fi 6E |
| カメラ画素数 | 5000万画素+1300万画素 イン:3200万画素 |
| バッテリー容量 | 4500mAh(30W対応) |
| NFC/FeliCa | ○/○ |
| 防水/防塵 | IP48 |
| 生体認証 | ○(顔、指紋) |
| SIM形状 | nanoSIM+eSIM |
| USB端子 | Type-C |
| イヤホン端子 | × |
| カラバリ | PANTONE Parfait Pink、PANTONE Gibraltar Sea、PANTONE Lightest Sky |

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