G-Master Hydro Extreme Z890iをレビュー
これが100万円超PCの性能だ!水冷RTX 5090を搭載するデュアル水冷ゲーミングPCを検証
2025年11月30日 10時00分更新
FF14は4K・最高品質でも超余裕
もう少し、実際のゲーム寄りのベンチマークも試してみよう。まずは軽量な「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」(以下、FF14)のベンチマークから。エントリークラスのゲーミングPCでも、フルHD(1920×1080ドット)の高画質設定ぐらいなら快適プレイが目指せるレベルだ。
G-Master Hydro Extreme Z890i
はウルトラハイエンド構成のため、フルHDどころかWQHD(2560×1440ドット)でもかなり余裕があるだろう。そこで、解像度は4K(3940×2160ドット)とし、画質はプリセットの最大となる「最高品質」で試してみた。
結果は見ての通り、スコアーが21822で。評価は「非常に快適」。文字通り、文句なしに快適なプレイが楽しめるレベルだ。FF14のようなMMORPGやアクションRPGといったジャンルでは、常時30fps以上ならプレイへの影響が少なく、60fps以上表示できれば滑らかな動作で遊べる。
レポート出力機能を使ってフレームレートをチェックしてみると、平均フレームレートは約158.8fpsで、最低フレームレートは70fps。つまり、4K・最高品質設定でも余裕なことは間違いない。これならゲーム配信でも途中で画面がガタついたりする心配もないだろう。
モンスターハンターワイルズも4Kで快適プレイ
続いて、ハンティングアクション「モンスターハンターワイルズ」(以下、MHWs)のベンチマークを検証。設定にもよるが、画質にこだわるとかなり重ためなので、フルHDやWQHDでストレスなく遊びたければ、ミドルクラス以上のゲーミングPCが欲しくなるタイトルだ。
とはいえ、G-Master Hydro Extreme Z890i
であれば、4K快適プレイも現実的だ。そこで、解像度は4K、グラフィックプリセットを「ウルトラ」、フレーム生成は「ON」、レイトレーシングは「高」に設定。アップスケーリングは「NVIDIA DLSS」で、アップスケーリングモードは「クオリティ」にした。
平均フレームレートは157.2fps。フレーム生成を有効にしているが、正直ここまでの好成績になるとは思っていなかった。なお、画面を見ているとフレームレートが落ちるシーンもあるのだが、それでも120fps以上はキープしており、余裕であることに変わりはない。
というわけで、さらなる高画質化も狙ってみよう。アップスケーリングモードを「NVIDIA DLAA」に変更して、ネイティブ解像度(今回は4K)のままフルに描画するようにしてみた。
4Kネイティブ描画でも平均フレームレートは130.37fpsと非常に高い。シーンによっては100fpsを切る瞬間もあったが、ほとんどが110fps以上をキープしていたので、アップスケーリングなしでも余裕だ。
ちなみに、この時のCPUの最大温度は81度、GPUは57.7度。GPUは冷たい外気で冷やせるのに対し、CPUはPC内温度が上昇した状態からの冷却になるため、やや熱めになったのだろう。とはいえ、まだまだ問題ない範囲ではある。
なお、フレーム生成を切ってみると、平均フレームレートは78.74fpsまで下落。シーンによっては50fps台まで落ちてしまうこともあった。十分遊べるレベルとはいえ、画面がカクつく可能性もある。気持ちよくプレイしたければ、フレーム生成は有効にしたほうがよさそうだ。
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