日本の5Gは肩透かし 6Gめぐって探り合い
周波数の共用技術とは、すでに割り当てられている事業をどかすことなく、新たに別の事業者が電波を使えるようになるというものだ。
たとえば、電波を新たに使う際、周波数をセンシングして空いているチャンネルに合わせて利用することが可能だ。また、放送の中継などで使われている周波数帯は、放送局が使ってないタイミングを狙って使えば良い。
AIによって、こうした制御もよりやりやすくなるというわけだ。
すでにKDDIは、放送事業者が中継映像の伝送などに利用している2.3GHz帯において、場所や時間帯によって使い分けるダイナミック周波数共用の運用を開始している。
もはや、周波数を共用するのは現実的な解といえるのだ。
湧川氏は「新しい周波数帯を通信業界が使わせてもらいたいという強いメッセージを、みんなで総務省にぶつけよう」と語る。
5Gで期待された「ミリ波」は使いづらく、対応スマホもなかなか広がらないなど「肩透かし」になりつつある。KDDIの松田浩路社長が「個人的な思い入れもある」として、ミリ波の活用に前向きなのだが、やはりiPhoneがミリ波に対応しないことには、日本でミリ波が盛り上がることは難しそうだ。
ミリ波の活用が進まない中、センチメートル波は日本で実現するのか。6Gに向けたキャリアと総務省、さらには放送業界の腹の探り合いが起こりそうだ。

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