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松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析 第321回

10万円前後のMacBook その存在は“ワクワク”か、“退屈”か

2025年11月19日 07時00分更新

文● 松村太郎 @taromatsumura

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処理性能は存分に

 さて、廉価版MacBookには、「iPhone向けチップ」が搭載されると言われてきました。現状だと、A19シリーズが該当することになります。

 さすがにノートパソコン型でUSB 2.0(480Mbps)という速度では物足りないので、A19 Proチップで高速なインターフェイスとビデオ出力を実現するUSB-Cポートを用意するのではないでしょうか。

 A19 ProチップはiPhone 17 ProとiPhone Airに搭載されているものです。

 iPhone向けだから非力なのか?と言われるとそんな事はなく、Geekbench 6のベンチマークで見ると、シングルコアで3900前後と極めて高く、マルチコアで9746はM2チップ搭載のiPad Proと同等のスコア。

 GPU性能を測るMetalスコアは45500前後で、こちらもM2チップ搭載iPad Proとほぼ同じ。

 メモリこそ12GBに留まりますが、基本的な動作を考えると、M2搭載のMacをイメージすれば、そのパフォーマンスを予測することができるでしょう。

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