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ZEFT Z55YCをレビュー

見た目はシックでも性能は雄弁、Ryzen 7&RTX 5080搭載ゲーミングPCは4Kでも平然とこなす

2025年11月21日 10時00分更新

文● 宮崎真一 編集●ジサトライッペイ/ASCII

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ZEFT Z55YC

  パソコンショップSEVENのゲーミングPCの「ZEFT Z55YC」は、GIGABYTE製マザーボードにフォーカスしたモデルである。LEDをまったく搭載していないため派手さはないものの、まさに質実剛健な逸品であることは前回お伝えした通りだ。では、実際のゲームパフォーマンスはどの程度なのか? テストを通してそのポテンシャルに迫りたい。

ZEFT Z55YC

パソコンショップSEVENのミドルタワーゲーミングPC「ZEFT Z55YC」。直販価格は48万8180円~(送料無料)

ZEFT Z55YCの主なスペック
CPU AMD「Ryzen 7 9700X」(8コア/16スレッド、最大5.5GHz)
CPU
クーラー
DeepCool「AK400」(空冷、120mmファン、サイドフロー)
マザー
ボード
GIGABYTE「B850 AORUS ELITE WIFI7」(AMD B850、ATX)
メモリー 32GB(16GB×2)、DDR5-5600
ストレージ Western Digital「WD_BLACK SN770 NVMe SSD WDS100T3X0E」
(1TB M.2 SSD、PCIe 4.0)
ビデオ
カード
GeForce RTX 5080、16GB GDDR7
通信規格 有線LAN(2.5GbE)、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4
PCケース Antec「P20C」(E-ATX、ミドルタワー)
電源
ユニット
850W、80 PLUS GOLD
サイズ 220(W)×469(D)×490(H)mm
OS Windows 11 Home
直販価格 48万8180円~

Ryzen 7 9700X&GeForce RTX 5080の地力をチェック

 まずは、ZEFT Z55YCの基本性能を知るべく、「CINEBENCH 2024」を実行してみた。

ZEFT Z55YC

CINEBENCH 2024の結果

 1コアあたりの性能を示すSingle Coreのスコアーは131ptsと十分高い。一方で、全コア使用時の性能を示すMulti Coreは1071ptsと、Single Coreのほぼ8倍といったところ。CPUに8コア/16スレッドの「Ryzen 7 9700X」を採用しているので、順当な結果と言える。

ZEFT Z55YC

Ryzen 7 9700Xは8コア/16スレッド仕様

 続いて、3D描画性能を計測する定番のベンチマークツールである「3DMark」(Version 2.32.8454)を試してみよう。

ZEFT Z55YC

3DMarkの結果

 APIにDirectX 11を使用し、テスト解像度がフルHD(1920×1080ドット)となるFire Strike“無印”では、スコアーは5万超えと非常に優秀。テスト解像度が4K(3840×2160ドット)になるFire Strike Ultraでも、スコアーは2万以上と高く、少々古いゲームの快適性は申し分なさそうだ。

 DirectX 12のテストである「Time Spy」の結果も良好で、とくにTime Spy Extremeでスコアーが1万を超えているあたりは評価できよう。また、描画負荷が高く、最近のゲームに即したテストとなる「Steel Nomad」や「Speed Way」でも9000前後のスコアーなので、ゲームにおける性能もかなり期待できる。

 また、リアルタイムレイトレーシング性能を見る「Port Royal」では2万スコアーを上回った。描画負荷が重くなりがちなレイトレーシング設定があるゲームでも、ZEFT Z55YCであれば高画質で問題なく遊べそうだ。

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