マイクロソフトは10月7日、Windows Updateの適用後、Windows Helloなどの一部機能に不具合が発生する可能性があることを明らかにした。
不具合の具体的な症状は、以下のとおり。いずれもWindows Updateを適用し、OSを再起動した後に発生することが確認されている。
●不具合の症状(一例)
■Windows HelloのPINに関する問題
・「問題が発生したため、PIN を使用できません。クリックして暗証番号 (PIN) をもう一度設定してください。」と表示され、Windows HelloのPINによるサインインができない
■資格情報に関する問題
・資格情報マネージャーに保存した資格情報を利用できない
・資格情報マネージャーから、保存した資格情報が削除されている
同社によると、不具合はWindows Updateの過程で、Secure Boot DBXのアップデートとBIOS/UEFI Firmwareのアップデートが同時に実行された場合に発生。TPM上に保存された情報の取り出しに失敗し、前述の症状に繋がるという。
なお、不具合に遭遇した際は、Windows HelloのPINや失われた資格情報を再度設定することで復旧が可能だ。
マイクロソフトでは開発部門に対して本件のフィードバックを済ませており、今後、改善される可能性があると説明している。













