このページの本文へ

旅の達人が伝える! スマートトラベラーへの道 第114回

バルト三国フェリーの旅

600年前から営業中!? 辿り着いた“中世の街”がタイムスリップ級でした

2025年09月24日 07時00分更新

文● 中山智 編集●こーのス/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

●世界最古!?  中世の雰囲気そのままの薬局に行ってみた

 そんな歴史のある街で、オススメの観光スポットがRaeapteek(Town Hall Pharmacy/市議会薬局)という薬局。600年以上前から同じ建物で営業していて、薬局としては欧州最古といわれている店です。実際に薬局として営業しており、現代の医薬品やスキンケアのアイテムも購入できます。

600年以上この場所で営業している薬局「Raeapteek」

 おもしろいのは、ショップの奥にあるミュージアム。大昔の医薬品として使われていた素材(中にハリネズミも)や、道具が展示されています。

薬局として現在も営業中

ハリネズミもクスリの材料だった!?

 ちなみにお土産としてオススメなのが、1467年から販売されている赤ワインベースの長寿薬「クラレット」と、1600年代後半から売られている失恋に効くと評判の「マジパン」。魔法のクスリを買いに来たみたいで、実に楽しい気分です。

エストニアの養命酒「クラレット」

失恋を癒やしてくれると噂の「マジパン」

●中世気分で晩餐を!クラレットと音楽に酔いしれる「オルデハンザ」

 さらにタイムスリップ感を味わいたいなら、オススメなのがレストランの「オルデハンザ」。店内はハンザ同盟都市だった頃の酒場を再現していて、中世風の衣装を着たスタッフによる案内や生演奏もあります。

古い建物をそのまま使ったレストラン「オルデハンザ」

 先ほどお土産としてオススメしたクラレットがお店で飲めるのもここだけなので、試しに飲んで見たい人はオルデハンザへ行ってみましょう。とにかく旧市街エリアは、歩いているだけで中世ヨーロッパに迷い込んだような雰囲気が味わえます。

クラレットがお店で飲めるのはここだけ

中世ヨーロッパに迷い込んだ気分で食事が楽しめる

●サウナ付きホテルも! タリンで泊まりたいタリンク系列ホテル

 さらにほかの欧州各国と比べると、物価が安めなのもうれしいポイント。なかなかアクセスしにくい国ですが、ヨーロッパは各国足を運んで飽きてきたという人には、絶対訪れてほしい国です。

 タリンでは「タリンク スパ&カンフェランス ホテル」に宿泊。船が到着するターミナルから徒歩10分ほどでアクセスできるので便利。プールやサウナなども完備しています。

宿泊したタリンク スパ&カンフェランス ホテルの客室。プールやサウナもあります。ちなみにこちらのホテルもタリンクシリヤラインのグループが営業

 ほかにも同系列のホテルとして、隣接したリーズナブルな三つ星ホテル「タリンクエクスプレス ホテル」、街の中心地に近い「タリンク シティ ホテル」を営業中。シティ ホテルは子どもと寝室を分けたファミリールームや、サウナのある部屋もあります。

タリンク シティ ホテルのサウナルーム。部屋に専用サウナがあるのはいいですね。ちょっと泊まってみたい

 こちらの3つのホテルはグループ系列ということで、公式サイトから予約するとクルーズのチケットと同時購入で割引きもあるため、乗船チケットを購入する際にチェックしておくと便利です。

カテゴリートップへ

この連載の記事

ASCII倶楽部

注目ニュース

  • 角川アスキー総合研究所

プレミアム実機レビュー

ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン