このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

新清士の「メタバース・プレゼンス」 第124回

「やりたかった恋愛シミュレーション、AIで作れた」 AIゲームの進化と課題

2025年09月15日 07時00分更新

文● 新清士

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

可能性は広がるが、普及には試練も

 LLMゲームは、その新しいゲーム体験の可能性の萌芽が見えているものの、多くのユーザーが手軽に楽しめる環境を開発者も用意できないため、様々な制限を抱えているという状況にはあります。しかし、その潜在的な可能性を十分に感じ取れる段階にあり、Runwayが可能性を示しているような、新しいビジネスモデルによるブレイクスルーが次々に登場するのは時間の問題ではないでしょうか。

 

筆者紹介:新清士(しんきよし)

1970年生まれ。株式会社AI Frog Interactive代表。デジタルハリウッド大学大学院教授。慶應義塾大学商学部及び環境情報学部卒。ゲームジャーナリストとして活躍後、VRマルチプレイ剣戟アクションゲーム「ソード・オブ・ガルガンチュア」の開発を主導。現在は、新作のインディゲームの開発をしている。著書に『メタバースビジネス覇権戦争』(NHK出版新書)がある。

前へ 1 2 3 4 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事
ピックアップ