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MSIのTitan 18 HX AI A2XWをレビュー、CPUだけで最大250Wに衝撃

こんなゲーミングPCを気楽に買える人生が欲しかった Core Ultra 9 285HX&RTX 5090 LTで約100万円のロマンに浸る

2025年07月25日 10時00分更新

文● 加藤勝明(KTU) 編集●ジサトライッペイ/ASCII

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「DOOM: The Dark Ages」

 DOOM: The Dark Agesでは、画質「ウルトラナイトメア」および「低」を選択。パストレーシングはウルトラナイトメア設定時のみすべて最高設定にして、低設定ではオフを選択。さらに、DLSS(クオリティー)とフレーム生成を有効化した。

 ほか、VRAMの容量が多いGPUを搭載しているため、テクスチャープールサイズは最大の4096とした。なお、これまでDOOM: The Dark Agesの検証では手動計測に頼っていたが、本稿では最近のアップデートで追加されたゲーム内ベンチマーク再生中のフレームレートを計測し。ベンチマークのシーンは「深淵の森」である。

DOOM: The Dark Ages:1920×1200ドット時のフレームレート

DOOM: The Dark Ages:2560×1600ドット時のフレームレート

DOOM: The Dark Ages:3840×2400ドット時のフレームレート

 Razer Blade 16 (2023)よりもフレームレートは高いが、RTX 5090 LTのTitan 18 HXでもウルトラナイトメア&パストレーシング設定はつらい。1920×1200ドットですら、DLSS FGがあってようやく60fps以上がキープできている状況だ。

 このタイトルでは惜しみなくDLSS MFGを有効化するとよいだろう。もちろん、画質を1〜2段階程度落とすという現実的なアプローチもお忘れなく。

「F1 25」

 F1 25もパストレーシングに対応したゲームである。画質は「超最大」と「超低」の2通りの設定を用意したが、パストレーシングは「超最大」設定のみで有効化される(「高」設定以下ではレイトレーシングもオフになる)。

 また、異方性フィルタリングはどちらも「16x」に設定したほか、DLSS(クオリティー)とフレーム生成も有効化。ゲーム内ベンチマークを再生中のフレームレートを計測した。ベンチマークのシーンは「ラスベガス」で「雨天」としている。

F1 25:1920×1200ドット時のフレームレート

F1 25:2560×1600ドット時のフレームレート

F1 25:3840×2400ドット時のフレームレート

 パストレーシングを利用するとVRAMの使用量も高まる。そのため、RTX 5090 LTのようなVRAM特盛りGPU向けの設定ではあるが、ノートPCゆえに限界も早く訪れる。「超最大」設定における快適プレイのラインは、Titan 18 HXでも1920×1200ドットまでだ。

 3840×2400ドットになると、Titan 18 HXでもDLSS MFGは不可欠となる。Titan 18 HXでF1 25をプレイする際の画質は、「超最大」ではなく「超高」(パストレーシングはオフ)程度にとどめておきたい。

「The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered」

 The Elder Scrolls IV: Oblivion Remasteredでは、画質は「最高」および「低」の2パターンを用意。ハードウェアレイトレーシング(Lumen RT)はメインの画質に合わせた設定を使用している。“ウェイノン修道院”より一定のコースを移動した際のフレームレートを計測した。

The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered:1920×1200ドット時のフレームレート

The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered:2560×1600ドット時のフレームレート

The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered:3840×2400ドット時のフレームレート

 DLSS MFGを利用できるTitan 18 HXの強さが際立つ一方で、DLSS FGだけの状態ではTitan 18 HXでもカクつきが気になる。特にこのゲームはCPU負荷が高く、Razer Blade 16 (2023)はCPUの論理コア数の点で有利になるかと思ったが、ことごとくTitan 18 HXに勝てなかった。

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