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旅の達人が伝える! スマートトラベラーへの道 第104回

【2025年版】飛行機内へのバッテリー持ち込みのルール、確認した?✈️

2025年07月08日 07時30分更新

文● 中山智 編集●こーのス/ASCII

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●日本でもモバイルバッテリーの機内持ち込み、厳格化

 ここ数年、機内での発火などトラブルが頻発しているため、飛行機搭乗時のモバイルバッテリーの扱いが厳しくなっています(連載記事「モバイルバッテリー、飛行機内で“使えない時代”に突入か!?」)。この流れが日本の航空会社にも波及し、本日7月8日より、モバイルバッテリーの機内での取り扱いについて新たなルールがスタートしました。

国土交通省から機内でのモバイルバッテリーに関して、新たな発表が7月3日にありました

●「収納棚NG」と「見える場所での使用」新ルールの中身は?

 これは7月3日に国土交通省が発表した「モバイルバッテリーを収納棚に入れないで!~7月8日から機内での取扱いが変わります~」を受けてのこと。従来のルールに加えて「収納棚に収納しない」と「使用する際は常に状態が確認できる場所で」という2つのルールが追加されました。

あたらたに2つのルールが追加

●座席上部の手荷物棚に入れない

 ひとつめの「収納棚に収納しない」というのは、飛行機の座席の上部にある機内持ち込み手荷物を収納するための棚(オーバーヘッドビン)に入れてはいけないということ。これは、発火などのトラブルが起きた際に発見が遅れてしまうためです。

 このルールは多くの海外航空会社も採用していて、日本の航空会社もそれにあわせた感じですね。うっかりカバンに入れたまま収納棚に入れないように、搭乗前に取り出してポケットなどで管理する習慣づけをしていたほうが良さそうです。

頭上の収納棚にいれるとトラブル時に発見が遅れるため、モバイルバッテリーの収納はNG

●"見える場所"で使用すること

 もうひとつの「使用する際は常に状態が確認できる場所で」というのは、海外航空会社の使用禁止と比較すると緩めのルールです。手に持った状態やシートテーブル上で、充電状況が確認できるように使えばオーケー。もちろん異常な発熱などがあれば、安全のためにすぐに使用を取りやめましょう。

モバイルバッテリーを使用する際は、シートテーブルなどに置いて見える状態で使用する必要があります。こちらも発見の遅れを防ぐためです

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