オーストラリアのカンタス航空は7月2日(現地時間)、一部のシステムがサイバー攻撃を受け、顧客情報が外部に流出した可能性があることを明らかにした。
カンタス航空によると6月30日、コンタクトセンターのシステムで異常なアクティビティーを検出。直ちにシステム封鎖などの対応を実施したが、その後の初期調査で、一部顧客の氏名、メールアドレス、電話番号、生年月日、マイレージ会員番号が外部に流出したことがわかったという。
7月2日現在、マイレージアカウントへの不正アクセスや、パスワード、PIN番号、ログイン情報へのアクセスは確認されていない。また、クレジットカードや個人の金融情報、パスポート情報については、当該システムには保存されていないとしている。
被害の全容は調査中のため不明だが、このシステムでは約600万人分の顧客情報を扱っていたことから、同社は相当な量のデータが流出した可能性があると説明。今後、顧客と連絡を取り、必要なサポートを提供する方針を示している。
