32GBメモリーで配信もOKな「GALLERIA XA7R-97XT 9800X3D搭載」をチェック
今熱い構成! Ryzen 7 9800X3DとRX 9070 XTのゲーミングPCでどれくらい快適に遊べるか気になるので試してみた
2025年06月05日 11時00分更新
サードウェーブが販売する「GALLERIA XA7R-97XT 9800X3D搭載(以下、GALLERIA XA7R-97XT)」は、Ryzen 7 9800X3DとRadeon RX 9070 XTを搭載するゲーミングデスクトップパソコンだ。32GBメモリー(DDR5、16GB×2)や1TB M.2 SSD、240mmの簡易水冷クーラー、140mmのケースファンなどを備えていて、販売価格は36万9980円から。
前回は外観を中心に取り上げたが、2回目は「軽量級~中量級ゲームベンチ」をお届けしたい。
試用機の主なスペック | |
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CPU | Ryzen 7 9800X3D(4.7GHz~5.2GHz)、8コア/16スレッド |
CPUクーラー | ASETEK 624S M2 |
グラフィックス | Radeon RX 9070 XT 16GB GDDR6 |
メモリー | 32GB(16GB×2、DDR5-4800) |
ストレージ | 1TB SSD(M.2接続/NVMe Gen4) |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T) |
インターフェース(前面) | USB 3.2 Gen1×4 |
インターフェース(背面) | USB 2.0×4、USB 3.2 Gen1×5、USB 3.2 Gen2 Type-C、HDMI、DisplayPort×3、有線LAN端子など |
電源 | 1000W(80PLUS PLATINUM) |
サイズ/重量 | およそ幅220×奥行440×高さ480mm/約14kg |
OS | Windows 11 Home(64bit) |
FFXIVやスト6、Apex Legendsといった人気タイトル3本をチェック
軽量級~中量級のゲームタイトルの中から選んだのは、「ファイナルファンタジーXIV 黄金のレガシー(以下、FFXIV)」「ストリートファイター6」「Apex Legends」の3本。PCゲームを始めるきっかけになる人気タイトルをピックアップしてみた。そこで本稿では、上記3本のゲームベンチを行っていく。
1本目の検証は、MMORPGの人気作であるFFXIV。検証では公式のベンチマークツールを使い、フルHD、WQHD、4Kのスコアーとフレームレートをチェックする。なお、グラフィックプリセットは「最高品質」に、アップスケーリング技術の「FSR」は無効にしてある。
各解像度のスコアーは以下のとおり。フルHDとWQHDの評価は「非常に快適」で、4Kは「とても快適」となっていた。公式サイトによれば、快適に遊べるスコアーの目安は8000以上とされている。
今回計測したスコアーを見てみると、フルHDは3万4588、WQHDは2万3668、4Kは1万1305。8000以上のスコアーを叩き出していたため、最高設定の状態でも快適に遊べそうだ。
各解像度の平均フレームレート(平均fps)と最低フレームレート(最低fps)も見てみよう。フルHDの平均フレームレートは234fps、WQHDは162fpsとなっていて、最低フレームレートの結果も申し分ない。フルHDとWQHDに関してはグラフィック設定を下げる必要はなく、最高品質でも十分に遊べる。
一方、4Kの平均フレームレートは79fps、最低フレームレートは49fpsで、結果としては及第点といったところだろうか。60fps未満ではないものの、フレームレートを重要視する場合はグラフィック設定を下げる、もしくはアップスケーリング技術が必要になるだろう。
2本目の検証は、格闘ゲームのストリートファイター6。本作の公式ベンチマークツールを使い、各解像度のフレームレートを検証していく。検証時は、グラフィック設定を「HIGHEST」、垂直同期をオフ、フレームレート上限を120fpsに設定してある。
ストリートファイター6の対戦モードは公平性を保つため、60fpsが上限になっている。要は「最高設定でも60fpsをキープできればOK!」と思ってもらっていい。各解像度の結果については、以下の画像を見てほしい。結果としては、フルHD~4Kのトータルスコアーは100点満点。どの解像度も60fpsをほぼ貼りつく形で動いていた。「BATTLE HUB」「WORLD TOUR」も最大120fpsをキープしていたため、ストリートファイター6も最高設定の状態で遊べそうだ。
3本目は、バトルロイヤルシューターのApex Legends。本作はベンチマークツールがないため、フレームレートの計測ツール「CapframeX」を使って実測を行なった。テクスチャ割り当てを最高の「極(8GB)」に設定し、フレームレート上限を解除したうえで、射撃訓練場を一定時間探索。その際のフレームレート計測結果を解像度ごとにまとめたものが以下の表だ。
フルHD~4Kの平均fpsは200fps以上を記録していて、見事な結果であると評価できる。4KはフルHDとWQHDよりも若干下回っているが、3桁を保っているのでプレイへの支障は皆無だ。4Kで遊ぶ場合でも、120Hz以上のゲーミングディスプレーがほしくなる結果といえるだろう。
軽量級~中量級のゲームは最高設定でも快適!
各種タイトルのフレームレートを計測してみたが、ゲーミング最強CPUとコスパ最強GPUの実力がよくわかる結果だった。アップスケーリング技術やフレーム生成に頼らなくても快適に遊べるだろう。上記の結果を見れば、Ryzen 7 9800X3DとRadeon RX 9070 XTを搭載するGALLERIA XA7R-97XT 9800X3D搭載は魅力的に感じるのではないだろうか。
軽量級~中量級のゲームベンチは以上となる。次回は、完結編である重量級のゲームベンチをお届けしたい。
