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COMPUTEX TAIPEI 2025レポート

COMPUTEX2025のMSIブースで気になったPCパーツをチェック

編集部奥地で見たことある、シングルファンビデオカードに最新技術をプラスしたコンセプトモデルが気になって仕方ない

文●八尋 編集●ASCII

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ん? なんか編集部の倉庫で見たことあるデザインのビデオカードだ!

「GeForce RTX 5080 16G EXPERT OC」

 ビデオカードは、フラッグシップとして「GeForce RTX 5080 16G EXPERT OC」が展示してあった。従来のモデルからさらに改良されており、右側の吸気口のデザインを刷新することで、より風の通りがよくなっているという。加えて、背面にもファンが搭載されているのもポイントとなっている。

吸気口が改良されている

こちらが従来モデル

背面にもファンを搭載

トイ・ストーリー風デザインのビデオカードも展示(ただし日本未発売)

各ブランドのビデオカードも展示してあった

水冷のビデオカードも

 ビデオカードは、各ブランドのモデルが展示されていたが、個人的に気になったのは、未来の技術やコンセプトモデルだ。未来の技術として展示してあったのは、ベイパーチャンバーの内部構造やパイプを改良したもの。ベイパーチャンバーの内部構造は、柱の数を減らすことで効率的に熱を分散させるというのも。パイプについては、滑らかな部分と荒い部分を交互に配置することで、こちらもより効率的に冷却が可能になるという。

未来のテクノロジー

ベイパーチャンバーの内部構造を改良

パイプも改良

 また、面白かったのが「昔のデザインを今の技術で復刻させたらどうなる?」というコンセプトモデルだ。「GeForce RTX 5060 Ti 16GB TWIN FROZR 2025 OC」。こちらは、昔の「TWIN FROZR」のデザインを踏襲しつつ、フィンにアルミニウムに銅を組み合わせた素材を採用しているのもポイントだ。

なんだか懐かしい「TWIN FROZR」のデザインを踏襲した「GeForce RTX 5060 Ti 16GB TWIN FROZR 2025 OC」

フィンにアルミニウムに銅を組み合わせた素材を採用

 次に展示してあったのが、「GeForce RTX 5070 12G CYCLONE VISUAL OC」。デザイン的には、「編集部の倉庫の奥で見たことがある」というレベルで昔のデザインだが、その中身は最新で、ファンの中心には液晶パネルを搭載。なお、ファンだけ回って液晶パネルは回らない構造になっているのもポイントだ。昔からPC自作をしている人にとっては、懐かしいデザインといえるだろう。

「GeForce RTX 5070 12G CYCLONE VISUAL OC」。往年のZALMAN製VGAクーラーを彷彿とさせるデザインに、液晶パネルが付いている

 ビデオカードのコンセプトモデルの最後は「GeForce RTX 5090 32G SUPRIM titANIUM EDITION SOC」。こちらは、チタンを素材に採用したビデオカードとなる。カラーが金色でかなりド派手な見た目になっているのも特徴だ。なお、こちらはチタンが素材として重すぎて普通にマザーボードに接続することは不可能だという。

チタンを素材に採用したビデオカード「GeForce RTX 5090 32G SUPRIM titANIUM EDITION SOC」

どこから見ても金色!

 マザーボードのコンセプトモデルとしては、メモリーのオーバークロックに特化したモデルが展示してあった。オーバークロック向けのマザーボードはかなり高額なモデルが多いため、できるだけお手頃に提供したいということで、オーバークロックをメモリーに限定したモデルを開発したという。メモリー限定になるが、ワールドレコードも狙える仕様とのことだ。なお、独立したボタンも展示してあった。

メモリーのオーバークロックに特化したモデル

ボタンも展示してあった

 そのほか、マザーボードの背面部分のピンを隠すことで、手を傷つけることを避けることができるという、新たな技術も展示されていた。

背面部分のピンを隠したコンセプトモデル

 以上が、MSIブースで気になったPCパーツとなる。個人的には横長の液晶パネルを採用する水冷CPUクーラーのMEG CORELIQUID E13 360は、これが自分のパソコンに搭載されたらスゴイカッコいいだろうな……と妄想しながら展示を見ていた。今後発売が発表されるモデルも複数あると思うので、気になる方はMSIからの続報をまっていてほしい。

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