Japan Vulnerability Notes(JVN)は5月14日、アイ・オー・データ機器の複数のNASに関する脆弱性情報を公開した。同社も同日付で、ユーザーに対処方法などを案内している。
公開された脆弱性は「CVE-2025-32002」と「CVE-2025-32738」の2件。JVNによると、具体的には以下のような問題が生じる可能性があるという。
・遠隔の攻撃者によって、認証なしで任意のOSコマンドを実行される(CVE-2025-32002)
・遠隔の攻撃者によって、認証なしで当該製品の設定を変更される(CVE-2025-32738)
対象機種はネットワーク接続ハードディスク「HDL-Tシリーズ」のうち、以下の8製品。
●対象機種
・HDL-TC1
・HDL-TC500
・HDL-T1NV
・HDL-T1WH
・HDL-T2NV
・HDL-T2WH
・HDL-T3NV
・HDL-T3WH
販売元のアイ・オー・データ機器はユーザーに対して、問題を修正した最新版のファームウェア(Ver.1.22以降)にアップデートするよう呼びかけている。
■関連サイト
