メタは4月21日、インスタグラムで10代の青少年を守る取り組みとして、AIで大人のふりをした10代のアカウントを探し、10代向けの機能制限(Teen Accounts)を適用するテストを米国で開始した。
Teen Accountsは10代の若者をネット上の脅威から守るため、連絡できる相手や表示されるコンテンツ、オンラインで過ごす時間などを制限するサービス。対象年齢のアカウントには自動で適用されるが、プロフィール情報から年齢を判断する設計のため、生年月日を偽装すると適用を回避できるという問題も抱えている。
同社ではこうした問題に対処するため、大人のふりをした10代のアカウントをAIで検出し、Teen Accountsサービスを適用する機能を開発。冒頭で触れたとおり、4月21日から米国でテスト運用を始めた。
なお、AIの性質上、本物の成人のアカウントが誤って10代と判定される可能性もある。同社は誤判定でTeen Accountsが適用された場合、オプションで適用を解除するよう案内している。
