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組みたい自作PC構成まるわかり!! 第114回

【今月の自作PCレシピ】ゲームから写真/動画の編集、AI生成まで! 予算60万円で最高峰クラスのマシンを組もう

2025年04月12日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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CPUとビデオカードは予算度外視で良いものを選択

 32スレッドのマルチスレッド動作と、96MB+32MBの128MB L3キャッシュでゲーミングパフォーマンスを引き上げるRyzen 9 9950X3Dに、ASUSのクリエイティブ向けマザーボード、メインメモリーに高速で容量に不足のないDDR5-6400 64GB、優秀なエアフローと木製フロントデザインが良いPCケースなど、寺崎さんだけでなく、多くの人が欲しいと思うパーツを組み合わせている(ただし予算は度外視……)。

最強のデスクトップCPUと言えるRyzen 9 9950X3D

コストを抑えるなら、価格差の大きいRyzen 9 9900Xまで下げるのもありだ

 ビデオカードはGeForce RTX 5080を搭載したZOTAC「ZOTAC GAMING GeForce RTX 5080 SOLID」。4スロットを占有するクーラーは、34%も大型化したベイパーチャンバーを採用し、静音性にも期待できる。これからガッツリと動画エンコードやAI生成を行なうのに、不足のないパフォーマンスを発揮する。

比較的、再入荷しているZOTAC製ビデオカードからチョイス。写真は諸事情でOCモデルの箱だが、構成は非OCモデルになる

質実剛健デザインのSOLIDシリーズの「ZOTAC GAMING GeForce RTX 5080 SOLID」だ

メインメモリーは、高速な6400MHz駆動モデルを選択。定評あるMicron製チップのなかから選別された良品のみを搭載する。容量は、イラスト作成なども余裕な32GB×2枚の64GBだ

メインストレージは、PCIe4.0×4規格のSamsung「990 PRO 2TB」を選択

予算に余裕、最速を求めるなら爆速なPCIe5.0×4 NVMe M.2 SSDのSamsung「9100 PRO」を選びたいところ。今回は60万円に収めるために断念した

長く使い続けられるハイエンドマザーボード

 マザーボードはASUSのクリエイター向けブランド「ProArt」に属する「ProArt X870E-CREATOR WIFI」を組み合わせている。ブラックベースに、メタリックゴールドを重ねたデザインに、最新かつ最上位のチップセット「AMD X870E」を搭載している。

ASUS「ProArt X870E-CREATOR WIFI」

 32スレッドCPUのRyzen 9や、GeForce RTX 5080などといったハイエンド、高消費電力なパーツの性能を最大限引き出せる20フェーズの堅牢な電源回路をはじめ、ストレージ増設に困らない最大4基のM.2拡張スロット、最新世代無線LANのWi-Fi 7や、高速な10Gおよび普及が進む2.5G 有線ネットワーク、40Gbpsに対応した2基のUSB4ポートを備えている。

メタリックゴールドが、カッコいい。M.2拡張スロットや、PCIe拡張スロットも充実している。ストレージのほか、キャプチャーカードの追加も余裕だ

M.2拡張スロットは、最速のPCIe5.0×4対応が2基、PCIe4.0×4対応が2基備わっている。いずれもヒートシンク装備なので安心だ

高速なネットワークや、USB4ポートなどインターフェースも、長く使い続けられるスペックとなっている

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