GPUはRTX 5070 Ti、ゲームプレイにクリエイティブにマルチに活躍!
Ryzen 9 9900X3Dの低発熱でハイエンド&コンパクトゲーミングPC誕生? 話題作や今後登場するタイトルも視野に入れた1台
2025年04月10日 11時30分更新
CoolerMasterのCEO自ら製品をプレゼン!
従来より性能が上がりインフィニティミラーを採用したCPUクーラー
──MasterLiquid 240 Core II Whiteの採用は早い段階で決定したのでしょうか。
中嶋氏:昨年CoolerMasterが来日された際に、試作品を拝見しています。水冷クーラーではあまりないことです。その際に日本担当者だけでなく、CEOにも説明を伺ったり、弊社の質疑に回答いただきました。その後製品サンプルを提供いただきましたが、商品詳細を把握できていましたので、検証がスムーズという意味で、採用の決定は早かったです。
──Ryzen 9 9900X3DとS200 TG ARGB Plus Snow Editionの組み合わせにちょうどよかったわけですね。
中嶋氏:そうですね。CPUの発熱の低さ、十分なケース標準ファンの通気性、MasterLiquid 240 Core IIの冷却性があって実現できたと思います。
真重翔氏(以下、真重氏):従来モデルと比較して、冷却性能が上がっているほか、ヘッドのデザインがインフィニティ―ミラーになっているのが特徴的です。240mm水冷クーラーで白色を採用したことによって幅広い構成でホワイトのCPUクーラーを付けてみようかなというご要望に応えることができるようになると考えています。
どんなタイトルも過不足なく遊べるGeForce RTX 5070 Ti
マザーボードはシンプルデザインが魅力のASRock「B850 Pro RS WiFi」
──GPUはGeForce RTX 5070 Tiなんですね。
真重氏:従来でいうとハイエンドゲーミングパソコンではGeForce RTX 4070 Ti とその強化版のRTX 4070 Ti Superが人気で、その後継として登場したGeForce RTX 5070 Tiもハイエンド向けとして人気があるだろうと想定しています。GeForce RTX 4070 Ti SUPERのときもそうでしたが、RTX 5070 Tiであれば新旧含めたどんなタイトルでも過不足なく高画質で遊べるのも魅力的です。 また描画の滑らかさを重視するのであれば、フレームレートを高く維持するための設定にするのもいいですが、最近はゲームのグラフィックの作り込みが進化しているので、気分転換にレイトレーシングをオンにして光と影が生み出すリアルな世界に没入するのも楽しいと思いますよ。例えば、あるアクションゲームでは、レイトレをオンにした状態で森林や日暮れ時のステージに行くと、光源からの反射や屈折を精緻にシミュレートすることにより、木々の間を通る光の筋のような表現や、水面に映る木々の影などの表現がまるで映画のようなクオリティで再現されます。
中條氏:性能的にいうと、GeForce RTX 4090には届かず、GeForce RTX 4070 Tiより上といった印象です。また、個人的にはGeForce RTX 5080と同じGDDR 7 16GBを搭載しているので、ビデオメモリーが同じであればRTX 5070 Tiでと判断される方もいらっしゃると思います。
──マザーボードの選定理由はありますか?
中嶋氏:今回は、ASRockの「B850 Pro RS WiFi」を採用しました。このマザーボードは、人を選ばないシンプルなデザインがポイントで、ベースは黒なんですけど、ヒートシンクと背面のバックパネルが白なので、白いケースとCPUクーラーとの組み合わせでもいいなと思い、採用しました。
真重氏:個人的にすごく気になっているのはヒートシンクですね。ボトムヒートシンクといって、上側はマザーボードのヒートシンク、下側は耐熱ガムのようなシールを貼ってあり、サンドイッチして冷やすようにしています。また、2.5ギガビットの有線LANと、Wi-Fi 6Eモジュールを搭載していて、高速なネット通信とBluetooth接続に対応しているのもいいですね。
──今回ストレージは2TBですが、1TBと2TBだとどちらが人気なんですか?
中嶋氏:基本的にはまだ1TB SSDのほうが人気ですね。ただ、昨今ではゲームの容量もどんどん大きくなってきていますし、Ryzen 9 9900X3DとGeForce RTX 5070 Tiのハイエンド構成のため今回は2TBを採用しています。X3Dを搭載しているということは、ゲーム前提になってくると思いますので、重量級タイトルを複数遊ぶと考えると、1TBより2TBのほうがいいのかなと思います。また、今回採用している「Crucial T500」は、価格もお手頃で今人気のSSDとなっています。
真重氏:話題の「モンスターハンターワイルズ」も「高解像度テクスチャパック」をダウンロードするとかなりの容量になりますし、最近では100GBを超えるタイトルも少なくありません。そういったタイトルを複数遊びたい方は、1TBより2TBをオススメしたいです。
