Dynabookは、3月10日より透過型XRグラス「dynaEdge XR1」と専用XRコントローラー「dynaEdge C1」の受注を開始した。
Dynabookは単眼グラスをすでに展開中だが、より広い表示領域がほしいというユーザーからの声に応え、今回の両眼グラスを展開することに至ったという。
dynaEdge XR1は透過型の光学モジュールを搭載して、現実空間を視認しながらデジタル情報を同時に表示するため、現実と仮想をシームレスに融合させることが可能。
両眼型のデザインで広い視野を確保し、多様なデバイスに対応するUSB Type-Cインターフェースを採用。快適な使用感を追求し、カメラ、スピーカー、マイク、各種センサーを搭載する。
専用のXRコントローラー「dynaEdge C1」は、dynaEdge XR1と併用することで操作性を向上させるデバイス。
AIアシスト機能を備え、「会話アシスト」「ビューサーチ」「ビジュアル翻訳」機能を利用できる。また、スマートフォンとの連携機能も強化され、日常の情報アクセスが効率化される。
会話アシスト機能ではグラスが相手を視認し、会話の文字起こし、翻訳、会話をヒントなどを多角的にサポート。左側は会話のログ、右側には会話がスムーズになるようなヒントを表示できる。
ビューサーチはその時に見えている風景全体からオブジェクトを自動でピックアップし、AIが風景とモノの解説をしてくれる機能。グラスに内蔵されているスピーカーを使っての音声解説も可能とのことだ。
このほか、XRグラスに搭載するカメラを利用して、ドキュメントを要約・翻訳してくれる機能や、AIに音声で質問して回答してくれるようなユニークな機能も搭載する。
dynaEdge XR1とPCを接続することで「dynaEdge XRワークスペース」を形成し、外出先でも仮想デスクトップを使用する新しいワークスタイルが実現可能。
最大3画面に対応し、ビジネスシーンでも場所を問わずマルチタスクが可能になる。
本製品は現場DX領域への展開、博物館や美術館でのARガイドといった利用シーンも想定する。価格はオープンプライス。
DynabookはdynaEdge XR1とdynaEdge C1を活用することで、今後観光や産業メタバース、オフィス空間での活用など、よりビジネスシーンで活用できるようなソリューションを提供していく方針。
