さわってわかったLINE WORKS 第154回
2025年7月末に完全終了する予定のCLOVA Noteβのデータを正式版「LINE WORKS AiNote」に引き継ぐ方法
2025年04月18日 09時00分更新
仕事で使えるビジネス版LINEである「LINE WORKS」の連載では、アカウント作成の基本からビジネスシーンでの活用術、便利なTipsなどを紹介していく予定。第154回は、CLOVA NoteのデータをLINE WORKS AiNoteに引き継ぐ方法について紹介する。
「CLOVA Noteβ」が終了し、正式版「LINE WORKS AiNote」登場
2022年に登場した無料のAI音声認識アプリ「CLOVA Note(クローバ・ノート)」(「音声の文字起こし作業が大幅削減! CLOVA NoteのAI音声認識がスゴイ」参照)のβ版が終了し、正式リリースとして「LINE WORKS AiNote」に生まれ変わった。すでに2025年2月4日からCLOVA Noteの新規加入や新しいノートの作成などができなくなっている。今回は、既存のCLOVA NoteユーザーがこれまでのデータをLINE WORKS AiNoteの自分のアカウントに引き継ぐ方法を紹介する。
まず、LINE WORKS AiNoteを使う場合、LINE WORKSを使っていないユーザーであれば、ブランドページの「今すぐ始める」をクリックして、新規アカウントを開設すればいい。LINE WORKS AiNoteのスマホアプリから「サービス環境の作成」をタップしても開設できる。
すでに会社でLINE WORKSアカウントを運用しているなら、LINE WORKS管理者に導入の問い合わせをしてみよう。管理者はホーム画面の「プラン利用状況」から「購入可能なサービスを見る」をクリックし、LINE WORKS AiNoteの「商品を契約」をクリック。まずは、フリープランを選択すれば有効になる。ツールアイコンにもAiNoteアイコンが追加され手軽にアクセスできるようになる。ただし、販売パートナー経由でLINE WORKSを契約していると、販売パートナーへの問い合わせが必要になるため、契約状況を確認してみてほしい。
データの移行は48時間以内に完了する
LINE WORKS AiNoteの準備ができたら、CLOVA Noteにログインする。画面左下に「CLOVA NoteβのデータをAiNoteにエクスポート」というバナーがあるのでクリック。移行画面が開いたら、「すでに新規開設しました」にチェックを入れて「AiNote開設画面へ進む」をクリックする。ちなみに、CLOVA Noteからデータを移せるLINE WORKS AiNoteアカウントは一つだけなので覚えておこう。
次の画面でデータ移行キーが発行されるので「コピー」ボタンをクリックし、文字列をコピーしよう。このキーの有効時間は10分と短いので注意すること。「データ移行リクエストを行う」をクリックし、コピーしたデータ移行キーを貼り付け、「登録」をクリックすれば完了だ。リクエスト後、最大48時間以内に移行される。
筆者の場合、48時間も経たなかったが、翌朝には移行が完了していた。何年も前の大量のノートがインポートされた。もちろん、テキストデータだけでなく、音声データも移行している。自分のデータとして入っているので、他のユーザーに共有されてしまうということもない。
なお、ノートのタイトルに「!」が付いている場合、録音ファイルが正常に処理できていないため、移行できない。「…」アイコンから「音声ダウンロード」をクリックして、アップロード未完了の録音ファイルをダウンロードした後、自分で移行しよう。ダウンロードできない場合は、そもそもデータがCLOVA Noteにないので移行できない。そのほか、移行がうまくいかない場合はCLOVA NoteのOfficialブログに詳しく書いてあるので、そちらも参考にしてみてほしい。

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