新シーズン「SPOTLIGHT」からのライバル・プレイの変更点についてなどをBlizzard本社で聞いてきた
OW2のライバル・プレイについて担当者に聞いた、調整で難しいのは「各ヒーローの特徴があまりにも違う点」
2025年02月20日 13時00分更新
Activision Blizzardが展開する基本プレイ無料のチーム制アクションゲーム「オーバーウォッチ 2」の新シーズン「SPOTLIGHT」では、パークシステムや新モード「STADIUM」、新ヒーロー「フレイヤ」などが実装されるが、それに加えてライバル・プレイにも変更が入る。
今回、Blizzardに招待いただき、アメリカカ・リフォルニアにある本社へ行き、新シーズンについて先行体験および開発者インタビューを実施してきた。本記事では、Sr. Systems DesignerのGavin Winter氏にライバル・プレイについて伺った。Gavin Winter氏は、主にマッチメイキングやゲーム内通話などのソーシャルをメインで担当しており、今回のプロジェクトとしてはヒーローBANやマップシステムなどを担当している。
ルートボックスは購入不可でダブりなし
──ライバル・プレイ(ランク)システムについて、次のシーズンで変わる点を改めて教えてください。
まず、ランクのリセットが行なわれます。今回のリセットは、前回よりもう少し大きなリセットになると思います。また、ヒーローBANがランクのみ採用されます(シーズン16から)。両チーム2名ずつ、各4名のヒーローがBANされる可能性が出てきます。各プレイヤーが、BANしたい3名のヒーローを挙げて、その集計で最大4名がBANされるという仕組みです。さらに、マップは3つのマップから選ぶようになります(2025年後半から)。マッププールは、今あまり遊ばれていないマップが多いと思います。それをベースに、いくつかのマップが選択できます。あと、もう1つは新報酬「ギャラクシー武器」はシーズン15の報酬として登場し、ライバル・モードで獲得したポイントで購入できます。シーズン終了後はレガシーポイントで買えます。そのほか、プラチナ以上のプレイヤーは武器チャームが手に入ります。これは、シーズンを終えたときにもらえて、ライバル・プレイの二つ名のように、ワンシーズンだけ使える仕様です。加えて、無料/有料バトルパスや、現在のゲームモードでいうチャレンジモードのような特別なタスクをした報酬などとして、「ルートボックス」が手に入ります。あと、マスター以上のランクを大幅に作り直したので、マスター以上に在籍する人数は増えるでしょう。
──ルートボックスは、前までにあったものと何か違いますか?
ルートボックスで一番特徴的なのは、購入不可能な点です。そのため、ガチャではありません。中身も多少変更されており、バトルパスで手に入るものは、このルートボックスには入っていません。現シーズンのアイテムとして、ショップで買えるアイテムも、入っていません。ただし、1つ前のシーズンまで売られていたアイテムは入っています。ということで、昔のシーズンのショップアイテムで売られていたアイテムを手に入れることができます。もう1つ大きな変更としては、ダブりをなくしました。アイテムにおいてすべてを購入していない限り、新しいアイテムが手に入ります。ダブったときは、別のルートボックスを購入できる通貨をお渡しします。
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