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OW2新シーズン「SPOTLIGHT」、アメリカ Blizzard本社取材レポート 第4回

アメリカカ・リフォルニアにあるBlizzard本社でインタビュー

OW2の「パークシステム」について開発者に色々聞いた「パークで戦略の幅を広げてほしい」

文●八尋 編集●ASCII

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オーバーウォッチ2にパークシステムが導入される

　既報のとおり、「オーバーウォッチ2」の新シーズン「SPOTLIGHT」では、新たに「パークシステム」が実装される。マイナーパークとメジャーパークの2段階に分かれており、それぞれ2つのパークから1つを選択することになる。詳細については、以下の記事を参照してほしい。

【本社取材】OW2に「パークシステム」が導入、2段階で選択制のアップグレードが本作をどう変える？

新シーズン「SPOTLIGHT」

　今回、Blizzardに招待いただき、アメリカカ・リフォルニアにあるBlizzard本社へ行き、新シーズンについて先行体験および開発者インタビューを実施してきた。本記事では、パークシステムについて本作のLead Gameplay DesignerのAlec Dawson氏にインタビューを実施したので紹介しよう。

Lead Gameplay DesignerのAlec Dawson氏

パークシステムは1年前から開発
プレイヤーの選択肢と戦略を広げることが目的

パークは、マイナーパークとメジャーパークの2段階あり、それぞれ2つのアップグレードから選択する

──オーバーウォッチ2にパークシステムが導入されることに結構驚いているのですが、そもそもなぜ今パークシステムを導入しようと思われたのですか？

Alec Dawson氏：パークシステムについては、およそ1年前くらいから開発してきました。パークシステムを導入した理由としては、シーズン9での変更が、コミュニティーの反応が大きかったことが挙げられます。正直当時の変更はパークシステムと比べると微々たるものでしたが、反響がすごかったんです。また、プレイヤーの皆様の選択肢を広げたい、戦略的な深みをもっと出したいというのが大きいです。

──本作はヒーローがものすごく多いなかで、パークシステムを導入するというのはすごく大変だったと思うのですが、導入するうえで何が一番難しかったですか？

Alec Dawson氏：やはりパークの数が多いのと、オーバーウォッチ2のゲーム体験が変わったという印象を与えつつも、この多くのパークがどのようにしたら有意義なシステムにできるのかというところが難しかったですね。やはり、今までのオーバーウォッチ2の試合はだいたいこういう流れだよねという皆さんが思っていることを少し崩さなければいけないと考えました。そのうえでパークは、プレイヤーさんが没入できる体験、かつ新しい戦略の一面を見せることができるシステムだと思っています。

──たくさんのヒーローがいて、さらにパークシステムが導入されると、初心者が始める壁が少し高くなったと思うのですが、そこについてはどのようにお考えでしょうか？

Alec Dawson氏：パークシステムによってゲームシステムが複雑化したかもしれません。しかし、開発としてはとっつきやすいゲームを目指しています。パークシステムについても、最大2回、かつ2パターンの変化ということで、プレイを始めるうえではそこまで難しくはないと思います。このシステムがもとらすことは、これまでの新しいヒーローは八方美人というか、色々なことを少しずつできるという印象がありますが、このパークシステムによって、ゲームシステムそのものを複雑にすることで、ヒーロー自体は単純にできるんじゃないか、もっと尖ったヒーローが作れるんじゃないかと思っています。長期的にみると、とっつきやすさは向上すると思っています。

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