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旅の達人が伝える! スマートトラベラーへの道 第85回

羽田から北欧ひとっ飛び

【新路線】羽田→ストックホルム便 ANA新路線が快適すぎる件【スウェーデン】✈️

2025年02月12日 07時00分更新

文● 中山智 編集●こーのス/ASCII

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ストックホルム滞在後、いよいよ帰国

 ストックホルムでは、就航を記念したパーティーや現地プレス向けのグループインタビューを取材したり、自分自身も初ストックホルムなので、街中を散策したりと過ごし、2月7日出発の便で日本へと戻りました。

ANAはストックホルム市内のホテルで関係者を招いて盛大な就航記念パーティーを開催。現地プレスへ向けてANAの井上社長がプレゼンをする場面もありました。現地でも日本への直行便として、注目度が高いようです

ストックホルム市内には、ストックホルム宮殿があります。現在の国王の公式な居所としても利用されています。スウェーデン王室の歴史とバロック建築の美しさを同時に堪能できるスポットです

北欧のヴェネツィアと呼ばれる水上都市、ストックホルム。運河ツアーなども楽しめます

帰国のため、早朝便で空港へ

 市内からストックホルム・アーランダ空港へは、行きと同じく最安の乗り継ぎルートを使用しました。帰国便の出発時刻は9時35分なので、朝4時に起きて宿で支度をし、市内の駅を5時40分台の列車に乗って移動です。よくよく考えたら、アーランダエクスプレスを使えば7時頃の出発でも充分間に合うので、その方がはるかにラクでしょう。

ストックホルムの中心駅から空港へと向かいます

在来線の座席はゆったりしていて、座りやすいです

 出発も到着と同じくターミナル5を使用。チェックインカウンターはゾーン5でした。事前に復路は満席という話を聞いていたので覚悟していましたが、なんとプレミアムエコノミーへとアップグレードとなりました。羽田到着後にそのまま取材が入っていたので、これはありがたい。

ターミナル5にあるANAのチェックインカウンター

出国審査後はラウンジなし! 自販機のコーラは約541円(泣)

 喜び勇んで保安検査を抜け、免税品店や飲食店を通過すると搭乗するANAの機体が窓から見えます。搭乗口に行ってみようと出国審査を受けたのですが……これが大失敗。実は出国審査を受けたあとにはラウンジがありません。

保安検査を抜けた先の窓から、搭乗するANAの機体を発見

 ANAのサイトにもその旨は案内されているのですが、気がつかずに通過しちゃったんですよね。ラウンジでの朝ご飯をあてにしていたので、失敗しました。

ラウンジは出国審査前にあり、出国してしまうと後戻りできないので要注意です

 幸い国際線出発ゲートのエリアも電源付きのテーブルはあり、Wi-Fiも爆速なので時間は潰すことができます。ただ、軽食でも買おうかと自販機をみてみると、コーラが1本39SEK(約541円)、スニッカーズが1個29SEK(約402円)と高い! 結局、機内食まで我慢することにしました。

空港価格とはいえ、コーラが1本540円は高い!

プレミアムエコノミーで快適フライト

 復路のNH222便は、ほぼ時間通りに搭乗を開始し、出発も6分遅れ程度のオンタイム。座席はプレミアムエコノミーということで、往路よりシートの幅もシートピットも広く、レッグレストもあって快適です。

ビジネスクラスと違ってフルフラットにはなりませんが、スペースがじゅうぶん確保されてゆったりと座れるプレミアムエコノミーの座席です

足下も広々で快適です

足下にユニバーサルタイプのコンセントが用意されています

プレミアムエコノミーでは歯ブラシや耳栓などのアメニティーも配布

復路の機内食も2回+軽食

 機内食はエコノミークラスと同じですが、1食目は「白身魚西京焼き」か「ビーフシチュー マッシュポテト添え」からの選択で、2食目は「鶏肉の香味あん掛け」か「ビーフラザニア」から選択できました。

1食目は「白身魚西京焼き」でした

2食目は「ビーフラザニア」

 また、プレミアムエコノミーは軽食にT’sレストラン監修の「ヴィーガンヌードル担担麺」がオーダーできます。しかもビジネスクラスのドリンクも頼めるとのことで、嬉しくてビールに加えてシャンパンもお願いしちゃいました。

ノンフライ麺で、肉や魚、動物由来の製品も一切使用しないビーガン食ながら、しっかりラーメンらしさが楽しめる「ヴィーガンヌードル担担麺」

羽田到着、エクストリーム出社も可能

 というわけで、復路は南回りで13時間ほどのフライト。ゆったりシートで食事や睡眠、映画鑑賞を楽しんでいたら、あっという間に日本です。

プレミアムエコノミーだったので、10時間越えのフライトも快適!

 羽田空港には予定よりも30分ほど早い、朝5時43分に到着。荷物を受取るなどしても朝7時前には空港を出て移動できたので、東京近郊が仕事場なら、そのまま会社に行く"エクストリーム出社"もできそうです。自分も渋谷で朝9時から始まる取材に出席できました。体力的にはかなりキツいですけど。

 以上が、ANAの新規就航路線「羽田=ストックホルム便」のレポートでした。もし利用する機会があれば参考にしてみてください!

この記事を書いた人──中山智(satoru nakayama)

世界60ヵ国・100都市以上の滞在経験があり、海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。

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