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GeForce RTX 50シリーズまとめ 第12回

クーラーを3枚おろしにしてみた! Palit「GeForce RTX 5080 GamingPro OC」とれたてレビュー

2025年01月31日 23時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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素のゲーミングパフォーマンスはRTX 4090に届かず

 続いては、ゲーミングパフォーマンスだ。まずは定番3Dベンチマーク「3DMark」を実行してみた。プリセットは現行世代のDirectX 12世代ゲームをターゲットにした「Steel Nomad」に、「Steel Nomad」の軽量プリセットとなる「Steel Nomad Light」。それに、DirectX 11ベースの4K解像度で実行される「Fire Strike Ultra(Graphics test)と、DirectX 12 Ultimateベースの重量級プリセット「Speed Way」、レイトレーシングテストの「Port Royal」を実行した。

単位:Score

単位:fps

 GeForce RTX 5080 GamingPro OCは、いずれのテストでも優秀と言えるスコアーとなっているが、GeForce RTX 4090には届いておらず、スコア、テスト中の平均フレームレートともに10%~16%差が出ている。

 続いてDLSS 4のマルチフレーム生成となるDLSS MFG(Multi-Frame Generation)に対応した「NVIDIA DLSS FEATURE TEST」を解像度3840×2160ドット、Performance品質で実行してみた。

単位:Score

 DLSS 3に加え、DLSS MFG 2xと4xを実行すると、3DMarkのテストと同じくDLSS 3、DLSS MFG 2xはGeForce RTX 4090におよばないが、DLSS MFG 4xでは300fpsに迫るフレームレートになっている。DLSS MFG3X、4Xを使用すれば、GeForce RTX 4090を下すゲーミングパフォーマンスを発揮できるわけだ。

240fpsプレイが可能となる「Cyberpunk 2077」

 まずは今回のパフォーマンスチェック時点で、DLSS MFGに正式対応していた「Cyberpunk 2077」をプレイしてみた。グラフィックス設定はプリセットの”レイトレーシング:ウルトラ”をベースに、”トラスフォーマーモデル”、”DLSS Ray Reconstruction:オン”、”DLSS Frame Generation”。さらにDLSS品質は”DLAA”と”バランス”、DLSS MFGは”2x”、”3x”、”4x”で試している。フレームレートの計測にはゲーム内ベンチマークを利用した。解像度は2560×1440ドット(WQHD)と、3840×2160ドット(4K)の2種類で試している。

単位:fps

単位:fps

 DLSS MFG 3x、4x設定使用時は、GeForce RTX 50シリーズの看板機能だけあって、GeForce RTX 4090を大きく上回り、4K、144Hz駆動のゲーミングディスプレーでのプレイを実現できるフレームレートになっている。ただ、従来と同じDLSS MFG 2xでのパフォーマンスは、「3DMark」と同じく、GeForce RTX 4090が勝り、GeForce RTX 5080は20%程度ダウンしている。

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