自分の場所を見つけられる、都会的な庭
「Ginza Sony Park」がグランドオープン、ショールームではなくテナントも募らない、それでも続けられる理由とは
2025年01月28日 15時00分更新
プラットフォームの運営で事業を成り立たせる
イベントはコストだろうと捉えられがちだが、会社が違えばグループ内でもお金は動くため、ソニー企業はGinza Sony Parkをプラットフォームであり、ビジネスの基盤として捉えているという。
永野 「いろいろなものを受け入れながら受け流していく。そのためにはプラットフォーム型の建築が必要で、そのインターフェースとして公園がある。
(ソニーはこんなに高いコストを維持できるのかとよく質問されるが)ソニー企業の社長としてビジネスが成り立つようきちんと考えて経営している。収入源のひとつは使用料。Sony Park展はソニーグループのブランディングなので、グループ内での受発注が発生する。ライブや映画上映なども一緒だ。壁面=グリッドフレームも映画広告の掲示など、広告媒体として活用できる。これがハード面、つまりプラットフォームとしての収益だ。これに加えて、ソフト面での収益も見込んでいる。それはここで何かをしたい人に対して、企画を考える仕事やイベントのオペレーション、施工などの請負がある」
ソニー製品を紹介するショールームから、パブリックな銀座の庭、そして変化するソニーブランドの多様な側面を見せる場所へと変貌を遂げたGinza Sony Park。1月26日のオープンで、また銀座に新しい風が吹き込むことになった。
銀座で少し落ち着苦ために立ち寄ることもできるし、各種アクティビティを通じて自分のソニーを発見/確認する場としても機能する。何かと決めるのではなく、自分だけのプライベートな体験を選べる場がGInza Sony Parkと言えるだろう。









