丸の内エリアの古き良き昭和レトロなスポットを巡り、魅力を深掘りする本連載。20回目となる今回やって来たのは、丸の内からほど近い「立呑み きくのこ 有楽町本店」です。連載初の立ち飲み店! どんなお店なんだろう~?
お店があるのは、JR有楽町駅のすぐ目の前に立つ有楽町電気ビル地下1階。餃子専門店や居酒屋が集まる飲食店街で、近隣のビジネスパーソンにはおなじみの場所ですよね!
ガラス張りのお店は明るい雰囲気で、立ち飲み初心者の人にも入りやすそう! まずは、店頭に置かれたメニューをチェックしてみると…、え? ハイボールが350円に、豚もつ煮込みが250円⁉ これは安い! 駅前でこの価格は衝撃的です。吸い込まれるようにお店に入っちゃいました(笑)。
入って左側がカウンター席、右側が小さなテーブルのある立ち飲み席で、階段を上った中2階のようなスペースにもテーブル席があります。オープンしたのは2018年で、もともと浅草にあった「もつくし」という立ち飲み居酒屋がリニューアルして、ここに開業。今は、若き女性店長が切り盛りしています。
さぁて、何を注文しようかな? まず目に飛び込んできたのが、カウンターに並ぶ大皿料理。日替わりで4種ほどが用意され、この日は「豚バラキムチ炒め」「味しみ鶏大根」「もっちりあつあげ煮」「やわらか豚のチャーシュー」。全て店長の手作りで、その日に仕入れた食材によって、肉料理や野菜料理などがバランスよくそろうように考えているそうです。隣には2種類の煮込みもぐつぐつと音を立てながら鍋ごと置かれていて、う~ん、悩む!
ドリンクも、ビールや焼酎、サワー、日本酒など充実のラインナップです。目移りしていたら「平日18時までの早割セットがおトクですよ」と、店長が教えてくれました。ハイボールや生レモンサワーなどから選べるドリンクのメガジョッキ1杯+選べる料理1品のセットで950円だというので即決! 2杯飲むなら、断然割安だそうです。メガジョッキはハイボール、料理は多くのお客さんが注文するという唐揚げでお願いしました。
メガジョッキと唐揚げが運ばれてきました。さっそく始めますか! 揚げたてアツアツの唐揚げは手のひらほどのジャンボサイズで、しかも2枚も! 外はカリッカリのザックザク、中からじわっと脂が弾けます。シンプルな醤油味で、やっぱり唐揚げといったらこれですよ、これ。炭酸との組み合わせも最強で、ボリューム満点だったのにぺロッと完食してしまいました。あ~、幸せ♪
ハイボールがまだ残っているので(メガジョッキですから!)、これまたおすすめだという「豚もつ煮込み」と、この日の大皿料理から「もっちりあつあげ煮」も追加で注文しました。煮込みは味噌味で、豚もつは臭みも一切なく、とろとろ~。長年の名物で、毎日材料を継ぎ足しながら、じっくり煮込んでいるそうです。厚揚げは、噛むと出汁がじゅわーとしみ出し、ほっと心まで温まるようなやさしい味。これはお酒がどんどん進んでしまいそう!
このほかのメニューも、豊洲直送の魚介を使った日替わりの刺身650円(4種)や仙台油揚げ550円など、逸品ぞろい。もっと注文したいのはやまやまでしたが、ここは立ち飲み居酒屋。サクッと切り上げることにします。滞在時間約1時間、大満足です!
店長によると、女性1人客や外国人の常連さんも多く、グループ客はけっこう長居することも多いのだとか。このお料理の味とお値段なら、それも納得。気ままな1人飲みも楽しいけれど、次回は私も誰かを誘って、がっつり飲んで食べたいと思います!
ちなみに、平日はランチもおすすめ。豊洲直送 海鮮丼650円、どか盛りまぐろ丼750円、日替わり定食700円などがそろい、全てにお惣菜3種付き、大盛り無料、味噌汁おかわり自由と、これまた大盤振る舞いです! お昼もぜひ行ってみてくださいね。
ということで、第20回の「立呑み きくのこ 有楽町本店」のレポートはおしまい! 次はどんな「昭和レトロ」に出合いに行こうかな~。
立呑み きくのこ 有楽町本店
住所:東京都千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビルB1
営業時間:11:30~13:30(ランチがなくなり次第終了)、15:30~22:15(LO)
定休日:土曜昼 ※日曜・祝日は不定
電話:03-6269-9102
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