18世紀:元々の姿は、広大な砂漠のオアシス
きらびやかなネオンが輝く眠らない街、ラスベガス。CES 2025が開かれた舞台です。
ラスベガスはモハヴェ砂漠に位置するアメリカ合衆国・ネバダ州の都市です。この記事では、ラスベガスの歴史と事情に触れながら、現地で撮った写真を使って、バーチャル観光ツアーをしていきましょう。
現在ではカジノやエンターテインメントの都市としてよく知られるラスベガスですが、商業やカジノの都市としての本格的な発展は19世紀に入ってから。さらに歴史をさかのぼると、18世紀に探検家によって豊富な水源を持つ肥沃な地として発見され、今日までの発展を積み重ねてきました。
1900年代前半:カジノ都市としての発展
ラスベガスがカジノの都市としての性質を持ち始めたのは、1930年代。当時のネバダ州は大恐慌の影響で、経済的に非常に困難な状況にあり、州の政府は、財政を立て直す手段としてギャンブルを合法化する選択をとりました。
1940年代、1950年代にかけて、ラスベガスの街にはカジノ施設が次々と設立されます。この時代は州の規制も緩く、カジノ都市としての発展には、マフィアの大きな影響があったと言い伝えられています。
1960年代に、ラスベガスはカジノ都市としての性質をますます強めていきます。実業家による大きな資本も投入され、大規模なカジノホテルの設立が始まりました。現存するシーザーズ・パレスは象徴的な存在です。1970年代に入ってからは 、合法的な商業としてのカジノの都市に変わり、私たちが現在知る姿へと変わっていくことになります。
1900年代後半:合法的なカジノ都市としてのラスベガスへ
ラスベガスと言えば、ひと晩中輝き続けるネオンサインが思い浮かびます。観光案内や動画で見ると、その煌びやかで派手な光景が印象的ですが、実際に近くで見ると、その輝きは意外にも過剰ではなく、むしろ必要な場所に必要な照明が施されているように感じます。数多くのネオンが集まっていることで、街全体が一つの大きな光のショーのように見えるのです。

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