住信SBIネット銀行買収の観測も
最近、一部の報道では住信SBIネット銀行自体がNTTドコモのターゲットになっているという話もある。
NTTドコモが銀行業に参入する3つ目の方法として「既存銀行の買収」というのがある。世間には経営が厳しくなっている銀行はいくつもあるのだが、リアルの店舗を持っているような銀行を買収してもNTTドコモにとってお荷物にしかならない。
一部では、外資に狙われてるセブン&アイ・ホールディングスが参加のセブン銀行を手放すのではないかとも言われている。セブン銀行は全国、至る所にあるATMが最大の強みとなっているが、いまさらNTTドコモがセブン銀行を手に入れて、全国のATM網を持つ意味が見いだせないだろう。
となると、やはりネット専業で銀行業をしている事業者を買収するというのがNTTドコモにとっての理想だ。
その点、確かに住信SBIネット銀行は、ネットに特化しており、アプリの操作性も優秀で、口座開設の手続きなども実にスムーズだ。個人的に法人を設立した際、最初に住信SBIネット銀行に口座を開設したが、その手続きやアプリの操作性などはかなり優秀であり、NTTドコモの傘下に入り、dポイントが貯まるようなことになれば、今まで以上に満足度の上がるネット銀行になるのではないか。
果たして、前田社長の言うように「今年度中に何かしらの動き」はあるのか。固唾をのんで見守っていきたい。
筆者紹介――石川 温(いしかわ つつむ)
スマホ/ケータイジャーナリスト。「日経TRENDY」の編集記者を経て、2003年にジャーナリストとして独立。ケータイ業界の動向を報じる記事を雑誌、ウェブなどに発表。『仕事の能率を上げる最強最速のスマホ&パソコン活用術』(朝日新聞)『未来IT図解 これからの5Gビジネス』(MdN)など、著書多数。
※お詫びと訂正:掲載当初、NEOBANK利用例としてJR東日本を挙げていましたが、JR東日本の「Jre Bank」は楽天銀行のBaaSを利用しています。該当箇所を訂正します(12月10日12時7分)
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