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田口和裕の「ChatGPTの使い方!」 第29回

動画生成AI、無料プランでも使い倒せば月200本作れます サービス同士の違いも比較しました→Runway、Pika、Hailuo、Kling、Luma、Kaiber、PixVerse

2024年12月24日 07時00分更新

文● 田口和裕

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Runway

 アメリカのRunway社が開発した、AIを活用したコンテンツ制作プラットフォーム「Runway(ランウェイ)」。最新モデル「Gen-3 Alpha」は、高品質でリアルな映像を高速で生成可能。プロフェッショナルな映像制作にも対応している。

・t2v

 有料プランに加入していない場合、t2vの作成は最新モデルの「Gen-3 Alpha Turbo」ではなく旧世代の「Gen-2」を使用することになる。作成できる動画の長さは4秒固定、生成には2分強(環境により異なる)かかった。

 生成された動画。スローモーション気味になっている。

 左側のメニューから「Camera Control」を選ぶと、カメラの動きを細かく指定できる。

・i2v

 i2vの方は最新の「Gen-3 Alpha Turbo」を利用できる。

 さすがGen-3、なんと30秒ほどで動画が生成された。

 とはいえ、動きがイマイチだ。本来ならプロンプトやカメラコントロールなどで細かく調整する必要があるが、Runwayには多数のプリセットされた動きが用意されているので、ここでは「Close-up Orbit Left」を選んでみよう。

 まあまあいい感じにはなったのではないだろうか。

・料金プラン

 それでは料金プランを見ていこう。Runwayには無料プランが用意されていない。

 その代わり、初回登録時のみ125クレジットが配布される。サブスクリプションプランは15ドル(約2350円)/月から用意されている。

無料 有料(最低料金プラン)
プラン 初回のみ(無料プランなし) Standard
価格 無料 15ドル/月〜
クレジット 125クレジット(1回限り) 625クレジット/月
追加購入 不可 可(10ドル/1000クレジット)

 初回にもらえる125クレジットで、t2v(4秒)なら6本、i2v(5秒)なら5本生成できる。

t2v i2v
本数 6本 5本
クレジット/本 20クレジット〜(4秒) 25クレジット〜(5秒)
備考 Gen2 Gen-3 Alpha Turbo

 つまり、Runwayで無料で生成できる動画の最大本数は「6本」ということになる。

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