変更されたアルティメットアビリティーやデザインについて聞いた

Apex Legendsライフラインリワークについて開発者インタビュー、レヴナントのリワークとは状況が違う

2024年11月06日 09時30分更新

文● 八尋 編集●ASCII

ライフラインのリワークについて開発者インタビューを実施

 エレクトロニック・アーツが展開するバトルロイヤル「Apex Legends」は、新シーズン(S23)となる「From the Rift」を実装予定。ライフラインが大幅にリワークされるほか、サポートクラスにも大きめな変更が加えられる。

 シーズン詳細についてはコチラの記事を参照してほしいのだが、本作の開発陣にインタビューする機会を得た。今回はライフラインのリワークについての質問をしたので紹介しよう。

レヴナントのリワークとは少し状況が違う
強さとリスクのバランスは悩んだ

人気が高いライフラインをリワークした理由とは?

──現状でそこまでピック率が下がっていないと思われるライフラインをリワークしようと思った理由は何ですか?

Evan Funnell氏(Legend Designer):今回のリワークは、レヴナントのときと少し状況が違います。レヴナントはピック率を上げるためのリワークでしたが、ライフラインはよく選ばれていますし、ファンも多いです。ただ、全体を調整する必要がありました。その際に白羽の矢が立ったのが、ライフラインというわけです。彼女は初期からいるレジェンドですが、アルティメットアビリティーが今の環境でもしっかり役に立つものにするために、チューニングが必要だと考えました。また、リワークによって戦闘型メディックとして活躍できるようになると思います。

新レジェンドの追加の頻度は減らしていく予定
メタの調整を優先

──リワークではなく新たなサポートクラスのレジェンドのスキルとしても使えるかなとも思ったのですが。

Devan McGuire氏(Lead Legend Designer):新たなレジェンドを開発する際、そのレジェンドが今いるレジェンドたちの役割を鑑みつつどのような役割や立ち回りになるかも考えています。最近はたくさんのレジェンドがいるため、プレイヤーが混乱しないためにも新レジェンドを入れる頻度を少し減らして、メタの調整なども見ながら、新レジェンドの起用を決めないといけないと思っています。その分、ライフラインのように昔からいるレジェンドで役割を果たせていないと思えるレジェンドがいたら、リワーク対象にしていこうと思っています。

アルティメットアビリティーのシールドは上が空いている

──アルティメットアビリティーのシールドは、上が空いているのでグレネードが飛んでくるといったリスクはあると思います。リワークするうえで、強さとリスクのバランスはどうお考えですか?

Evan Funnell氏:確かに開発する際にそこはどうしようかなと悩みました。というのも、完全には守られておらず、攻撃する隙は用意したかったからです。通常よりは結構余裕をもって戦況をリセットすることはできますが、グレネードなどの危機には十分注意する必要があります。そういったバランスは結構注意しました。

──アルティメットアビリティーの中には敵は入れるのでしょうか? また、入った際にダメージやスロウ効果はあるのでしょうか?

Evan Funnell氏:シールドについての機能は、ジブラルタルのシールドドームと同じような効果があります。外からも中からも銃撃は通りません。その代わり、敵は中に入ってくることができます。加えて、敵でもシールドの中に入れば回復速度は上がります。

──ダウンした味方を、ドローンを使って復活するという能力は残っていますか?

Evan Funnell氏:はい、残っています。それに加えて、パッシブとしてホバー能力も追加されたという感じです。

デザインも大幅に変更された

──リワーク時にデザイン面も変更されていますが、どのようなコンセプトがありあすか?

Devan McGuire氏:レジェンドの設計という意味でいうと、体系の維持はしたいなと考えていました。加えて、レジェンドの成長というのも表現したかったです。ライフラインは以前は比較的ラフな格好をしていましたが、今では自分の人生を自分の手で握れるようになってきていて、それを反映するためにより精密な格好をするようになったというわけです。彼女のバックストーリーについてはまだ公開できないですが、色々変化がありました。それが衣装が変わったことにも関係しています。

──ありがとうございました。

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