2000年に海外で発売になり、GSM圏(日本・韓国・アメリカ以外)のほぼ全域で売れまくったノキアのフィーチャーフォン「Nokia 3310」「Nokia 3330」。ノキアの端末部門はマイクロソフトに買収後、最終的には現在のHMD(HMD Global)に引き継がれています。
そのHMDが2017年にノキアブランドの端末を復活させた際には、「Nokia 3310 3G」としてリバイバルモデルが登場したほど、ノキアの顔となる端末です。
このNokia 3310のデザインを模したバックパックやショルダーバッグを、中国のECサイトで発見したので買ってみました。レトロ調デザイン、Y2K(2000年代)ファッションという製品なのでしょう。
まずはバックパック。見た目はかなりオリジナルのNokia 3310をトレースしています。画面表示が何を意味するのかはちょっとよくわかりません。なお、本物のノキア端末はアンテナピクトは7本のバーが立ちます。中国製なのでクオリティーは気にしてはいけません。ビニール系の素材を使っているのでやわらかめです。
内部にはノートPCを入れる仕切りはありますが、重いものは入れないほうがよさそうです。ちょっと出かけるときに小物を入れたり、買い物バッグにしたり、あるいは旅行先でお土産屋さんめぐりするときに使う、なんてライトな使い方に向いていると思いました。
側面は上部側が傘やペットボトルの入る小さなポケット付き。素材的に濡れたものを入れても大丈夫そうですが、ペットボトルの場合は重量でバッグの形が崩れそうなのでやはり何も入れないのがよさそう。
実際に筆者の住む香港で使ってみると、自分ではわかりませんが結構目立つようです。公園を歩いているとベンチで休んでいる人に「ノキアだねー」などと声を掛けられることも。特に海外ではこのレトロなデザインは大いに受けそう。
ホワイトのバッグも買いました。画面部分の下部のロゴのようなものが違うのため別メーカー品のようで、素材はブラックのものより質感が良くなく、より薄いものでした。こちらのほうがさわやかなイメージで海に行く時などに使うのもいいのかも。
ポーチ型の小型バックも買ってみました。色はホワイト、ブラックに加え、ライトブルーとピンクの4色。筆者の記憶ではピンクは実機のNokia 3310にはなかったので、実際にあったホワイト、ブラック、ライトブルーを購入。
こちらはメーカーの差でバッグの形状も若干異なり、ブラックのものはやや全体が丸みを帯びた形状。ショルダーベルトは直付けですがしっかりしていて、これは普段使いできそう。
ホワイト品はバックパック同様に、素材はやや薄めでした。形状はブラックのものより角ばっていて、こちらのほうがより携帯電話っぽいデザインかも。
ライトブルーのものはホワイトと同じメーカーなのですが、なぜかショルダーベルトの長さが短くて、斜め掛けするとかなり上にあがってしまいます。このあたりは名もないメーカーが作っている製品だけに品質のばらつきも大きいのでしょう。
価格は中国直販でそれぞれ1000円くらい。このまま使うのもいいのですが、画面部分にライトなど埋め込んで、光るバッグに改造するのも面白いかもしれません。ひとまずはスーツケースにいれておいて、旅先用のバックパックに使おうと考えています。

この連載の記事
-
第740回
スマホ
インドはPOCOスマホの天国だった! シャオミの強力なインド向けラインナップを紹介 -
第739回
スマホ
大型ショッピングモールで「Galaxy AI」を体験できるポップアップイベントに参加! -
第738回
スマホ
Galaxy S25発売記念! 日本未発売の「Galaxy S25+」をほかの2モデルと比較 -
第737回
スマホ
OPPO Find X8の「XPAN」モードで写真撮影にこだわるようになった -
第736回
スマホ
日本でも欲しい! eSIM非対応スマホをeSIM化するSIMカードなどをGlocalMeがCESで展示 -
第735回
スマホ
もはやアート! シャオミ「Xiaomi 15 シルバー版」は背面の凹凸模様が美しすぎ -
第734回
スマホ
Androidから脱却のファーウェイ独自スマホOSと現行版の違いを見る -
第733回
スマホ
ハッセルブラッドカメラで話題の「OPPO Find X8」の日本未発売カラー3色を比較した -
第732回
スマホ
紙のような書き心地のタブレット「HONOR Pad 9 Pro」は学生に人気 -
第731回
スマホ
スマホ世界シェア4位をうかがう「Infinix」から激薄モデルや折りたたみが続々 -
第730回
スマホ
AQUOS R9 proのカメラ周りをドレスアップ! フィルター装着で広がるスマホの楽しみ方 - この連載の一覧へ