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山根博士の海外モバイル通信 第723回

レトロデザインが可愛すぎる!? Nokiaケータイ風リュックの良さを知ってほしい!

2024年10月25日 12時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII

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NOKIA

 2000年に海外で発売になり、GSM圏(日本・韓国・アメリカ以外)のほぼ全域で売れまくったノキアのフィーチャーフォン「Nokia 3310」「Nokia 3330」。ノキアの端末部門はマイクロソフトに買収後、最終的には現在のHMD(HMD Global)に引き継がれています。

 そのHMDが2017年にノキアブランドの端末を復活させた際には、「Nokia 3310 3G」としてリバイバルモデルが登場したほど、ノキアの顔となる端末です。

 このNokia 3310のデザインを模したバックパックやショルダーバッグを、中国のECサイトで発見したので買ってみました。レトロ調デザイン、Y2K(2000年代)ファッションという製品なのでしょう。

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ノキアバッグを買ってみた

 まずはバックパック。見た目はかなりオリジナルのNokia 3310をトレースしています。画面表示が何を意味するのかはちょっとよくわかりません。なお、本物のノキア端末はアンテナピクトは7本のバーが立ちます。中国製なのでクオリティーは気にしてはいけません。ビニール系の素材を使っているのでやわらかめです。

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Nokia 3310を忠実に再現

 内部にはノートPCを入れる仕切りはありますが、重いものは入れないほうがよさそうです。ちょっと出かけるときに小物を入れたり、買い物バッグにしたり、あるいは旅行先でお土産屋さんめぐりするときに使う、なんてライトな使い方に向いていると思いました。

 側面は上部側が傘やペットボトルの入る小さなポケット付き。素材的に濡れたものを入れても大丈夫そうですが、ペットボトルの場合は重量でバッグの形が崩れそうなのでやはり何も入れないのがよさそう。

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側面は上側がポケット

 実際に筆者の住む香港で使ってみると、自分ではわかりませんが結構目立つようです。公園を歩いているとベンチで休んでいる人に「ノキアだねー」などと声を掛けられることも。特に海外ではこのレトロなデザインは大いに受けそう。

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香港ではNokia 3310が実際に使われていたのでかなり目立った

 ホワイトのバッグも買いました。画面部分の下部のロゴのようなものが違うのため別メーカー品のようで、素材はブラックのものより質感が良くなく、より薄いものでした。こちらのほうがさわやかなイメージで海に行く時などに使うのもいいのかも。

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ホワイト版もいい。ただし素材はイマイチ

 ポーチ型の小型バックも買ってみました。色はホワイト、ブラックに加え、ライトブルーとピンクの4色。筆者の記憶ではピンクは実機のNokia 3310にはなかったので、実際にあったホワイト、ブラック、ライトブルーを購入。

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ポーチバッグも買ってみた

 こちらはメーカーの差でバッグの形状も若干異なり、ブラックのものはやや全体が丸みを帯びた形状。ショルダーベルトは直付けですがしっかりしていて、これは普段使いできそう。

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ブラックのショルダーバッグ

 ホワイト品はバックパック同様に、素材はやや薄めでした。形状はブラックのものより角ばっていて、こちらのほうがより携帯電話っぽいデザインかも。

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ホワイトのショルダーバッグ

 ライトブルーのものはホワイトと同じメーカーなのですが、なぜかショルダーベルトの長さが短くて、斜め掛けするとかなり上にあがってしまいます。このあたりは名もないメーカーが作っている製品だけに品質のばらつきも大きいのでしょう。

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ライトブルーのショルダーバッグ

 価格は中国直販でそれぞれ1000円くらい。このまま使うのもいいのですが、画面部分にライトなど埋め込んで、光るバッグに改造するのも面白いかもしれません。ひとまずはスーツケースにいれておいて、旅先用のバックパックに使おうと考えています。

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改造して使うのもいいかも

筆者紹介───山根康宏


 香港在住の携帯電話研究家。海外(特に中国)のスマートフォンや通信事情に精通。IoT、スマートシティー、MaaS、インダストリアルデザインなど取材の幅は広い。最新機種のみならずジャンク品から100万円のラグジュアリーモデルまであらゆる携帯電話・スマートフォンを購入する収集家でもあり、その数はまもなく1800台に達する。

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