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みやさとけいすけの工具探検隊 第54回

みやさとは 光るグローブを 手に入れた

指先から光を! LEDグローブなら暗い中でも細かい作業ができます

2024年09月02日 18時30分更新

文● 宮里圭介 編集●こーのス/ASCII

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●手を大きく動かすと、光が動いて気になる

 両手にはめ、実際に使ってみました。

 まず試したのは、ミニPCの分解。分解といってもベアボーンの組み立てを想定したもので、バラバラにするほどではなく、裏ブタをちょっと開くといった程度です。

底面のネジを外し、内部にアクセスしているところ

 部屋の明かりだけだと手の影になってしまう部分も、指先のLEDでしっかり照らせます。基板の文字やパーツの型番なども読みやすく、かなり使いやすく感じました。

 ただし、手でミニPCを押さえているだけでは、ちょうどいい場所を照らしてくれるわけではありません。指を曲げたり、手を置く位置を変えたりと、いい感じに照らせるように工夫する必要はありました。

 この点は小型ライトを手に持つ場合と同じですが、手や指が自由に動かせ、他の作業ができるというのが大きな違いです。

 逆に困ったのは、意外と光が目に入ること。特にドライバーを使っているときは指先があちこちに向くため、光が視界内でチラチラ動いて目が疲れます。常時点けっぱなしにするのではなく、照らしたいときだけ点けるようにするのがよさそうです。当たり前といえば当たり前ですが。

 まめにスイッチ押すのが面倒だというのであれば、あまり動かない押さえる側の手だけに装着するのがいいでしょう。もしくは、黒いテープをフードのように使い、LEDの側面を隠すのも効果的。照らす先は動いてしまいますが、光っているLEDが目に入らなくなるため、目の疲れはマシになります。

光るLEDが視界に入ると疲れるので、自宅にあった黒いテープで隠してみました

 なお、今回試したLEDグローブは防水ではないため、洗濯できません。本来の釣り用としてはあまり向いていない気がしますが、あまり汚れない工作用であれば、問題ないでしょう。

●あくまで手元に特化したライト

 近くのものは明るく照らせますが、光量はそこまで多くないので、少し離れるとスグに暗くなってしまいます。あくまで手元の補助用で、全体を照らすのは別のライトを用意する方が作業しやすいでしょう。

 普通のライトでは手に持ったり置いたりする手間がありますが、その手間なを考えず照らせるのがLEDグローブでのメリット。また、照らしながらの作業が片手でできるので、限られたスペースしかないときに、とくに活躍してくれます。

 特に奥まったところや狭いところは、手を入れてしまうと外光が遮られてしまい、よく見えなくなります。そんなときは、このLEDグローブの出番。自作PCでのネジ止めやケーブル配線、ディスプレーの裏側へHDMIケーブルを挿す……なんてときにも使えそうです。

 色々なことに使ってみると、意外と便利に感じる用途が見つかるかもしれません。価格が安いので、気軽に試してみてはいかがでしょうか。

●お気に入りポイント●

・ライトを手で持たずに照らせる

・繰り返し使える充電式

・安いので試しやすい

この記事を書いた人──宮里圭介

 PC系全般を扱うフリーランスライター。リムーバブルメディアの収集に凝っている。工作が好きだが、最近あまり時間が取れないのが悩み。

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