鮮やかなコントラストに惹かれて
インドア派ながらアウトドアモデルを衝動買い
生まれてこのかた、標高300mを超える山には一度も歩いて登ったことのない典型的インドア派の筆者。だがなぜか、アウトドアで楽しむためのカシオ「PRO TREK」ブランドの新モデルに一目ぼれしてしまった。アウトドア人間ではない筆者が最も心惹かれたのは、グレー系ブルーのクロスバンドとオレンジ色の鮮やかなバンジーコードのコントラストだった。
発売日に届いたPRO TREK PRJ-B001B-2JF(以降、PRJ-B001B-2JF)は、PRO TREKの中でも最軽量のモデルだ。他のモデルと同じく、時計の針と逆に45度回転するロータリーガードベゼルを採用し、手袋などを装着した状態でもボタン操作が可能だ。ケースとベゼルの素材は「バイオマスプラスチック」を使用し、筆者が購入したモデルはトレンドのアースカラーの落ち着いたダスティブルー。
同梱物はPRJ-B001B-2JF本体と取説+保証書、FCC Statement、バンド調整図説の4点。バンジーコードは長さ調整機能がなく、ペアとなるクロスバンドの長さ調整で対応する仕組みだ。また2つの特性の異なる素材の組み合わせによって、腕へのフィット感は向上している。アウトドア向け製品らしく、半袖シャツを着たときに素肌の腕首に装着する場合や冬場の着膨れした腕首、より太い腕周りにも対応可能になっている。
文字盤は極めて視認性の高い黒ベースに白のインデックスだ。9時位置に配置された現在モードを表示するスクエアなインダイアルはBT(Bluetooth)、H/M/L(時刻モード+バッテリー残量)、そしてWT(ワールドタイム)、ST(ストップウォッチ)、TR(タイマー)、AL(アラーム)モードがある。そして各モードを指す針は、カラビナをモチーフとしたデザインと視認性の高いオレンジ色を採用している。
PRJ-B001B-2JFの背面ブタは、陸上戦用の戦車や装甲車などのプラモデルを作ってるホビーストにはおなじみのチャコールグレーを採用。その上に描かれた大小の文字は背景カラーであるチャコールグレーから目立ち度を限りなく抑えたオフホワイトで、PRJ-B001B-2JFの表裏カラーのコンビネーションは抜群だ。
筆者の手元にあるPRO TREKの中でも最軽量のモデルは、キッチンはかりで実測してみたところ、なんとたったの37g。最軽量クラスの小さなスウォッチが16g、カシオのF-91Wが21g、昨今人気のバイオセラミックを採用したSwatch × OMEGAが30g、カシオのA164WAが44g、Bluetoothを搭載したカシオの最新モデル ABL-100WEが59g、昨今人気の新デザインのRolex Air Kingが141gだった。

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