今回のひとこと
「会社の仕事というものは、ただ単なる金儲けばかりやっているのではないことを、みなさんの頭にいれていただきたい。これだけで、日立精神はどう醸成されているかを、わかってもらえる」
正直者が作った会社
日立製作所の創業者である小平浪平氏は、1874年(明治7年)1月15日に、栃木県下都賀郡家中村合戦場で生まれた。今年は、生誕150周年を迎えている。
茨城県日立市の日立オリジンパークでは、企画展として、「小平浪平翁生誕150年記念展 『正直者』小平浪平を探る」を開催しており、創業者自身が大切にしていた言葉である「正直者」をテーマに、誠実さや実直さ、私利私欲がないといった小平氏の生き方や考え方などに触れられる内容となっている。
「正直者」の原点は、少年時代の母の教えにあるという。生前は自らについてあまり語ることがなく、名声や名誉を求める人物ではなかったが、企画展では小平氏が残した言葉を丁寧に辿りながら、正直者として生きたパーソナリティや心の様子を捉えた展示内容にしているという。
また、生誕150周年を記念した日立初の公式LINEスタンプ「毎日使える!日立の小平さん」の販売を開始。小平浪平氏の顔や立ち姿の親しみやすいイラストで、「拝承」や「多謝」など、「日立ならでは」とされる挨拶のほか、創業の精神である「和・誠・開拓者精神」、小平浪平が生涯のモットーとしていた「正直なれ」などの言葉を使った16種類のスタンプを揃えており、日常会話で使えるようにしているという。16種類を1セットとして、120円で購入できる。
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