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「高火力」の第2弾はコンテナ版 最長3ヶ月無償提供のキャンペーンも

さくら、生成AIクラウドサービス「高火力DOK」発表 ユーザーのコンテナでNVIDIAのGPUを実行可能に

2024年06月27日 12時00分更新

文● 大谷イビサ 編集●ASCII

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 さくらインターネットは、2024年6月27日、生成AI向けクラウドサービス「高火力」の第2弾となる「高火力 DOK(ドック)」の提供を開始する。ユーザーが事前に用意したDockerイメージをNVIDIAのGPUを使用して実行できるコンテナ型クラウドサービスとなっている。NVIDIA V100プランの利用料を、最長3か月無償化するキャンペーンも実施する。

 第1弾として1月から提供されているベアメタルシリーズ「高火力 PHY」に対し、今回発表された高火力 DOKはコンテナ版にあたる。Dockerイメージ内に実行環境をパッケージングすることで、環境構築の手間をかけずにサービスを利用することが可能。 また、利用時間に応じた時間課金制でコスト削減にもつながるという。

 高火力 DOKはGPUメモリ32GB搭載のNVIDIA V100を利用可能で、価格は0.06円/秒(1時間あたり216円)。課金対象はコンテナ実行開始から実行終了までの実行期間。NVIDIA H100プランも提供予定となっている。

 さらに高火力 PHYでは、接続インターフェイスを従来の200Gbpsから400Gbpsに増速。2024年6月12日より追加整備分の提供を開始している。

 さくらインターネットは、2016年よりGPUクラウドサービスを提供しており、2024年1月から提供している「高火力」では、LLMなどの生成AIを中心とした利用を想定。サービスは再生可能エネルギー電源100%で運営する石狩データセンターで提供しており、CO2排出量ゼロを実現しながら生成AIを開発できるという。

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