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沼本CMO「マイクロソフトは日本のAIトランスフォーメーションを全面サポート」

ホンダとサイバーエージェントがCopilot導入成果を披露 ―「Microsoft AI Tour」開催

2024年02月26日 09時00分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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 日本マイクロソフトは、2024年2月20日、グローバルで展開するイベントシリーズ「Microsoft AI Tour」を日本で初開催。AIによるビジネス変革をテーマとしたイベントで、ビジネスリーダーや開発者など約3000人が会場の東京ビッグサイトに来場した。

 オープニングキーノートに登壇した日本マイクロソフトの代表取締役 社長である津坂美樹氏は、昨年12月に開催したMicrosoft Ignite Japanに続き「日本マイクロソフトは、あなたの“Copilot”として成長を支える」というミッションを繰り返し強調した。

Copilot=副操縦士として日本の成長を支えるという新たなミッション

2024年はAIをスケールさせフル活用する年に

 津坂氏は、ここ1年半は生成AIの話題で持ちきりだったと振り返りつつ、「AIを語る」段階であった2023年を経て、2024年は「AIをスケールさせ、フル活用する1年になる」と見通す。

日本マイクロソフト 代表取締役 社長 津坂美樹氏

 その理由として、経済産業省が試算した、「2025年までに中小企業は11兆円、日本全体では34兆円」というAI導入による圧倒的な経済効果を挙げる。高齢化や少子化、労働生産性といった課題が背景にはあるが、なによりAIがもたらす、クラウド化の加速や働き方改革、意思決定のスピードアップ、新たなビジネスの創出という効果を津坂氏は強調する。

 AIによる未来のような技術は、今まさに来ているといい、「半世紀前にマイクロソフトは『世界中の家庭にPCを届ける』と言っていたが、今となっては『Copilotを日本中の皆さんに届ける』のが私の夢」と津坂氏。

 実際に日本のユーザーからも「どんどんAIの活用例が出てきている」と述べ、「AIなしでは仕事ができない(みずほフィナンシャルグループ)」「業務量の90%以上を削減(三菱商事)」「未来が動き出す(JR西日本)」「人が本来の仕事に集中できる(ベネッセ)」といった各社のコメントも紹介した。

日本においても“どんどん”AIの活用が進んでいる

未来ではなく“今”起こっているAIによるビジネス変革

 続いて登壇したのは、米国マイクロソフト本社でマーケティングを統括するエグゼクティブ バイス プレジデント 兼 チーフ マーケティング オフィサーの沼本健氏。マイクロソフトブランドを通じてAIを展開する上での、方向性や戦略が披露された。

マイクロソフトコーポレーション エグゼクティブ バイス プレジデント 兼 チーフ マーケティング オフィサー(CMO) 沼本健氏

 冒頭、「マイクロソフトに入社してから、GUIやモバイル、クラウドとさまざまなプラットフォームシフトを目の当たりにしてきたが、その中でもAIは一番大きな規模になるのではないか」と沼本氏。

 AIは昔からずっと“未来”のイメージで語られてきたが、沼本氏はAIによるビジネスの変革は「まさに“今”起こっている」と強調する。「これからやってくることではなく、今、個人レベルの生産性からチームレベルでの協業のやり方、すべての業界におけるビジネスプロセスを変革している」(沼本氏)。

 沼本氏は、このAIトランスフォーメーションが起こすインパクトを4つ挙げた。ひとつ目は“従業員体験の充実”、個々の業務を効率化するだけではなく、仕事に対する満足感も向上させる。2つ目は、カスタマーサポートに代表される“顧客エンゲージメントの改革”、データを活用することで、効率的で顧客満足度を向上させるカスタマーエクスペリエンスが構築できる。

 3つ目は“ビジネスプロセスの再構築”、AIは顧客エンゲージメントだけではなく、財務や人事、マーケティングといったあらゆる職務領域におけるプロセスを再構築する。そして4つ目は“イノベーションのカーブを曲げる”、例えば新規素材の発見といった、これまでのテクノロジーではできなかったことを可能にし、イノベーションの成長カーブを曲げる(急成長させる)ようなインパクトを起こす。

 こうしたAIトランスフォーメーションを企業や組織が追及していく中で、マイクロソフトはMicrosoft Cloudによる包括的な製品・サービスにおいて、横断的にAIおよびCopilotの実装を進めることでサポートする。そしてこれは今後もずっと続いていくという。

AIトランスフォーメーションをMicrosoft Cloudで支援していく

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