このページの本文へ

メタ、コード生成LLM「Code Llama」の最新バージョン「Code Llama 70B」を発表

2024年01月30日 11時45分更新

文● 田口和裕

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 メタは1月29日(現地時間)、コード生成に特化した大規模言語モデル「Code Llama」ファミリーの最新かつ最高のパフォーマンスを誇るモデル「Code Llama 70B」を発表した。

 「Llama 2」や他のCode Llamaファミリーと同様、研究および商用に無料で利用できる。

コードに特化したデータセットで訓練

 Code LlamaはLlama 2のコードに特化したバージョン。

 Llama 2をコードに特化したデータセットでさらに訓練し、データセットからより多くのデータをより長くサンプリングすることによって作成された。

 Llama 2の上に構築された強化されたコーディング機能を備えており、自然言語によるプロンプト(コードも可)から、コードおよびコードに関する自然言語を生成できる。

 Python、C++、Java、PHP、Typescript(Javascript)、C#、Bashなど、現在使用されている最も一般的な言語の多くをサポートしている。

 同モデルは独自のベンチマークテストにおいてコードの生成で「GPT-4」など最先端の一般公開LLMを凌駕している。

3つのバージョン

 Code Llama 70Bは、これまでにリリースされたCode Llamaモデルと同様、基盤となるモデル「CodeLlama - 70B」、Pythonに特化した「CodeLlama - 70B - Python」、自然言語命令を理解するために微調整された「CodeLlama - 70B - Instruct」の3つのバージョンが提供される。希望者には専用の申込みフォームが用意されている。

カテゴリートップへ

ピックアップ