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私→WRC 第49回

求む、若手ドライバー! スバル「WRX STI」でラリーに挑戦したい人を大募集

2024年01月26日 12時00分更新

文● スピーディー末岡

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ウェルパインモータースポーツの次なる手は
若手ドライバーの育成!

 ASCII.jpでラリー連載をしているウェルパインモータースポーツ。目標であるWRC・ラリージャパンに2回も出場し、抜け殻のようになっていたウェルパインの松井監督がようやくやる気を出したようだ。なんと、スバル「WRX STI(VAB型)」で全日本ラリーに参戦したいドライバーを募集するという。

全日本ラリー

 実はかなり大がかりなプロジェクトでウェルパインモータースポーツだけでなく、CUSCO(キャロッセ)、WinmaX(エムケーカシヤマ)、ダンロップ(住友ゴム工業)の3社が協力し「JRC四駆ターポチャレンジプログラム」をスタートさせる。これは全日本ラリーのJN-2クラスに参戦する若手ドライバーを支援するプロジェクトで、かつてCUSCO RACINGが全日本ラリーで走らせていたスバル「WRX STI(VAB型)」を貸与してもらい、ウェルパインモータースポーツからはスタッフと機材を派遣することで、比較的安価に参戦できるようにするとのこと。

全日本ラリー

スバル「WRX STI(VAB型)」これを貸りて参戦できる

 モータースポーツの参戦費用も年々上昇しており、若い世代が自力で参戦するのが困難な時代になっていることから、将来有望視されるドライバーに有償支援することになったようだ。無料ではないが、クルマもメカニックも機材も用意されて、あとは出るだけという環境なのは助かる人も多いだろう。

全日本ラリー

チーム体制も丸ごと支援してもらえる

全日本ラリー

応募資格は40歳以下で多少の競技経験者

 応募資格は若手ドライバーなので、2024年1月1日時点で40歳以下。筆者はこの時点で応募資格がないようだ。また、JAFで発行している国内Bライセンスを保持している、そして肝心の全日本ラリーにスポットかシリーズ参戦できる人だ。Bライセンスは座学を受けるだけで取得できるが、全日本ラリーのシリーズ参戦はスケジュールを調整できる人じゃないと厳しいだろう。

 また、応募の際は過去の戦績を伝える必要があり、まったくの初心者はかなり厳しいだろう。いきなり全日本ラリーの上位クラスに四駆ターボで参戦するのはちょっとこわい。また、過去の戦績次第で支援内容も変動するという(車両貸与費用やタイヤ共有本数など)。なので、腕に自信がある人は応募してみよう。応募締め切りは2月18日の23時59分まで。ちなみに、運転免許はMT必須なので注意。

 ワレこそはと思う人はこちらのメールアドレスまで(info@wellpine-motorsport.com

 なお、ウェルパインモータースポーツには荏崎ろあさん、赤城ありささんというRQ兼任メカニックがいるので、彼女たちが派遣されることはあるのかと松井監督に聞いたところ「可能性はゼロではない」とのことだった。また、コドライバーに梅本まどか選手が来てくれるのかという問いに対しては「コドラはドライバーが連れてくるものなので……」と残念な回答だった。

全日本ラリー

荏崎メカニック

全日本ラリー

赤城メカニック

 そして、一番重要なこと、くす子ちゃん(RQ)は来てくれるのかということを松井監督に問い詰めた。「それは可能性高いよ」とのことなので、安心して応募してほしい。

全日本ラリー

こちらは昨年のくす子ちゃん。今年は誰が選ばれるのかは、すべて松井監督の好み次第!

 ほかのラリーからステップアップしたいけど、費用が、チーム体制が……と悩んでいる若手(40歳以下)のドライバーは、ぜひ挑戦してみてはいかがだろうか。ASCII.jpの取材もあるかも?

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