ウェルパインモータースポーツの次なる手は
若手ドライバーの育成!
ASCII.jpでラリー連載をしているウェルパインモータースポーツ。目標であるWRC・ラリージャパンに2回も出場し、抜け殻のようになっていたウェルパインの松井監督がようやくやる気を出したようだ。なんと、スバル「WRX STI(VAB型)」で全日本ラリーに参戦したいドライバーを募集するという。
実はかなり大がかりなプロジェクトでウェルパインモータースポーツだけでなく、CUSCO(キャロッセ)、WinmaX(エムケーカシヤマ)、ダンロップ(住友ゴム工業)の3社が協力し「JRC四駆ターポチャレンジプログラム」をスタートさせる。これは全日本ラリーのJN-2クラスに参戦する若手ドライバーを支援するプロジェクトで、かつてCUSCO RACINGが全日本ラリーで走らせていたスバル「WRX STI(VAB型)」を貸与してもらい、ウェルパインモータースポーツからはスタッフと機材を派遣することで、比較的安価に参戦できるようにするとのこと。
モータースポーツの参戦費用も年々上昇しており、若い世代が自力で参戦するのが困難な時代になっていることから、将来有望視されるドライバーに有償支援することになったようだ。無料ではないが、クルマもメカニックも機材も用意されて、あとは出るだけという環境なのは助かる人も多いだろう。
応募資格は40歳以下で多少の競技経験者
応募資格は若手ドライバーなので、2024年1月1日時点で40歳以下。筆者はこの時点で応募資格がないようだ。また、JAFで発行している国内Bライセンスを保持している、そして肝心の全日本ラリーにスポットかシリーズ参戦できる人だ。Bライセンスは座学を受けるだけで取得できるが、全日本ラリーのシリーズ参戦はスケジュールを調整できる人じゃないと厳しいだろう。
また、応募の際は過去の戦績を伝える必要があり、まったくの初心者はかなり厳しいだろう。いきなり全日本ラリーの上位クラスに四駆ターボで参戦するのはちょっとこわい。また、過去の戦績次第で支援内容も変動するという(車両貸与費用やタイヤ共有本数など)。なので、腕に自信がある人は応募してみよう。応募締め切りは2月18日の23時59分まで。ちなみに、運転免許はMT必須なので注意。
ワレこそはと思う人はこちらのメールアドレスまで(info@wellpine-motorsport.com)
なお、ウェルパインモータースポーツには荏崎ろあさん、赤城ありささんというRQ兼任メカニックがいるので、彼女たちが派遣されることはあるのかと松井監督に聞いたところ「可能性はゼロではない」とのことだった。また、コドライバーに梅本まどか選手が来てくれるのかという問いに対しては「コドラはドライバーが連れてくるものなので……」と残念な回答だった。
そして、一番重要なこと、くす子ちゃん(RQ)は来てくれるのかということを松井監督に問い詰めた。「それは可能性高いよ」とのことなので、安心して応募してほしい。
ほかのラリーからステップアップしたいけど、費用が、チーム体制が……と悩んでいる若手(40歳以下)のドライバーは、ぜひ挑戦してみてはいかがだろうか。ASCII.jpの取材もあるかも?
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