アップル「Vision Pro」と違い、3D制作などに特化
ソニーは、今回のXRヘッドマウントディスプレーについて、当面は一般向けの販売は想定しておらず、まずは3Dコンテンツクリエイターなどのプロ向けへの販売を予定している。
そのため、第一弾としてシーメンス社とパートナーシップを組み、同社のNX Immersive Designerと統合し、製造業向けに3D空間で、デザインやレビュー、協業の作業を行えるようにするという。
この市場においては、かつてマイクロソフトが「Hololens」を手がけていたが、あまり上手いっている印象はない。実際、Hololensは視野角がかなり狭く、解像度も低く、使い勝手はイマイチだった。用途に関しても、工場などのメンテナンスや研修作業向けが多いという感じであった。
ソニーとしては、片目4Kという圧倒的な高解像度での違いを見せつけるとともに、クリエイター向けというソニーが得意とするユーザーターゲットに絞ることで、ビジネスチャンスを見いだしているようだ。
奇しくも今年のCESが始まる直前にアップルが「Apple Vison Proを2月2日に米国で発売する」とアナウンスした。当然、ソニーのXRヘッドマウントディスプレーもApple Vison Proと競合するような気もするが、こちらもApple Vison Proが「空間コンピューティング」として幅広い用途を狙っているのに対して、ソニーとしては3D制作などのクリエイターに特化する戦略で、棲み分けを図っていくようだ。

この連載の記事
-
第272回
トピックス
アップル、グーグルに引き離される可能性 Androidを変える「先回りAI」の衝撃 -
第271回
AI
「石川さんに3000円振り込んで」住信SBIネット銀、AIに頼むだけの新サービス開始へ -
第270回
トピックス
楽天モバイル、黒字化の裏で不満噴出 通信設備に“2兆円投資”必要か -
第269回
トピックス
通信費が0円に? 楽天がモバイルWi-Fiをバラまく本当の狙い -
第268回
トピックス
mineoが“フルMVNO”に挑む理由 格安スマホ市場の変化が背景に -
第267回
トピックス
菅元首相に“ハシゴを外された”楽天モバイルの踏ん張りに期待 -
第266回
トピックス
スマホ値上げの足音 実質1.6万円のNothing Phoneが“最後の良心”に? -
第265回
トピックス
アップル巧妙な新手数料 スマホ法“肩透かし”で終わる可能性 -
第264回
トピックス
KDDI×ローソンが挑む“ニュータウン再生” 住民は不安も、採算に自信 -
第263回
トピックス
「アクセシビリティは“人権”」アップルが40年間続ける取り組みとは -
第262回
トピックス
ソフトバンクとKDDIが“空の救助網” 雪山遭難、ドローンで発見 - この連載の一覧へ












