ごきげんよう、アスキーグルメのナベコです。正月気分抜けて仕事も慌ただしく回り始めたころだと思います。気疲れも多いと思うのでしっかりスタミナをつけて頑張りたいもの。
松屋で「炙り十勝豚丼」が発売
そこで、松屋で新発売の「炙り十勝豚丼」を食べてきました。ご存じ、北海道名物の「豚丼」をモチーフにしたメニュー。一部店舗で先行発売も行われていましたが、堂々の全国発売です。
■「炙り十勝豚丼」
1月9日販売開始
830円(ライス並、大盛同額)
今では"豚丼"と聞いてもそこまで珍しくないですが、その発祥は、養豚業が盛んだった十勝地方の帯広市と言われています。昭和初期にとある食堂がスタミナ料理としてうなぎを提供しようと考えたところ、うなぎは高価であったため、代わりに豚肉を使用し、うなぎの蒲焼き風のタレをかけて丼をつくったのが始まりだとか(参考:農林水産省「豚丼 北海道」)。
また、豚丼といっても、牛丼と同じように鍋で煮込んだ豚肉を使用した豚丼(豚めし)もあります。これは、2000年台のBSE(狂牛病)問題の影響で、牛丼チェーンが牛肉の代わりに提供したことから定着したようです。
今回は、前者。十勝地方で昔から親しまれている豚丼に寄せているため、"炙り"になっ並だとライスを先に食べきってしまうかも。ている点がポイントです。
食べてみた!本当に北海道風?
実物がコチラです。
【炙り十勝豚丼 説明】「ジューシーに焼き上げた厚切り豚カルビに、程よい甘じょっぱさのタレを鉄板の上で絡め、最後にひと炙りした逸品で、醤油と砂糖の焦げた香ばしさもプラスされ、食べるたびに幸せなひとときが訪れます」
"厚切り豚カルビ"を使用とのことで、実物もちゃんとぶ厚いお肉でした。
ドド~ン!!
牛めしなどとは、また違う厚切りのお肉のインパクト。炙った焦げ目がおいしそうです。なお、「豚カルビ」は部位としては「豚バラ肉」と同じで、脂がテリッテリとのっています。
トッピングには、ネギを散らしています。本場の十勝豚丼もネギ(白髪ネギ)をトッピングすることが多いようなので、そのあたりも近づけているのでしょう。
タレがごはんにもたっぷりかかっています。
さて、いただいてみましょう。豚肉は口に含むとドンとした食べ応え。厚みがあるので、一口ごとにギュムッギュムッと満足の噛み応え。そして、なによりタレがキモ。とても甘みがあるタレで、炙った香ばしい豚肉に絡んで、いかにも豚丼らしい雰囲気です。
松屋の期間限定メニューというとパンチある味付けのものが多く、ニンニクが強かったり、塩気が濃かったりする印象もありますが、この豚丼に関していうと、いつものしょっぱさはやや和らいで、“甘い”ほうに振っているように思います。優しさも感じられるような味わい。そこが北海道風なのかも。
甘~い豚肉が幸せの味。ただし、厚みがあるため、ところどころかたくて噛み切りづらい部分もあります。
ちなみに、ライスの量は並も大盛も同額です。今回、並で頼んでみましたが、お肉の量がしっかりあって、なおかつ味付けもライスが進むため、並だとライスを先に食べきってしまいそう。
あくまで個人の感想ですが、ライス大盛のほうがバランスよくいただける気がしました。大盛無料なので、大盛にしちゃおう~。
ちょっとお高いけど特別感を楽しみたい時に!
気になるのは価格。「炙り十勝豚丼」は1杯830円で、定番品の「牛めし」の並盛が400円であるのに対して倍以上。ちょっとお高いですがどうでしょう。
私の結論としては「ちょっといい昼を食べに行こう」という気分の時ならアリ。厚切りお肉を炙って仕上げているため、牛めしや豚めし(豚飯めしは終売)とまた違った特別なメニューとしていただけます。観光地に行った気分で楽しんでみたりして。
また、持ち帰りにもよさそうです。本商品は「炙り十勝豚丼弁当」として持ち帰りできます(持ち帰りにはみそ汁は付かない)。弁当は、2個セットで単品積み揚げ価格より100円オフ、3個なら150円安くなるという特典があります。
さらに1月23日10時までの期間、松弁ネット・松屋モバイルオーダーで利用できる50円オフクーポンを公式アプリが配信しています。お得に購入したい人はチェック(関連記事)。
豚丼で一日がんばるどん!

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