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山根博士の海外モバイル通信 第680回

台北のスマホビル「SYNTREND」のフロアが大きく変わったの紹介

2023年12月29日 12時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII

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SYTRENDのスマホチェックがより便利になった

台湾に行ったら一度は寄りたいスマホショップ

 台湾・台北の電脳街「八徳路」にあるITビル「三創生活: SYNTREND」は、1階にスマートフォンメーカー各社のショップが入っており、スマートフォン好き必見の場所。2023年12月に久しぶりに訪問したところ、お店の入れ替わりがあり、より便利になっていました。

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スマホやIT製品以外もあるので1日過ごせる場所だ

 SYNTRENDの1階にはサムスン、OPPO、ファーウェイ、vivo、アップル正規代理店、キャリア4社の店舗が入っていました。また2階にはRealme、シャオミ、ソニー、さらにASUSやエイサーなどのPCメーカーの店舗が入っています。なお、ASUSのROGだけは1階に別の店を出しています。

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台湾ならではの展示を見るのも楽しい(サムスン)

 これらの店舗のうちファーウェイは台湾でのスマートフォンの取り扱いがなくなり、スマートウォッチとタブレット、ノートPCを販売するだけとなっており、広い店内も並べる製品が少なくなっていました。そのためか残念ながらSYNTRENDから店舗が撤退、その後にはOPPOが入りました。今までのOPPOは規模が小さく、また2つの店舗に分かれていたのですが、大型店となり最新モデルを中心に多数の製品を展示しています。

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ファーウェイストアの後にOPPOが入った

 最新の折りたたみスマートフォン「Find N3」「Find N3 Flip」は台湾でも大きな注目を集めています。特にFind N3 Flipは様々なカバーが販売されており、どのカバーをつけるか選ぶだけでも楽しいもの。

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かわいいデザインのケースもあるFind N3 Flip

 また、台湾ではファッションブランド「AMBUSH」とのコラボもあったようで、ハートの形をした限定カバーも展示されていました。このようなオリジナルグッズも、店舗が大きくなったことからできるわけです。

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ハートの形という大胆なデザインのAMBUSHコラボFind N3 Flipケース

 ほかにも中国で過去に発売されたスカウター/アイウェアの「OPPO Air Glass」の展示も行なうなど、この店舗は台湾におけるOPPOのフラッグシップストアという位置づけになっているようです。

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メガネに取り付ける単眼タイプのスカウター、OPPO Air Glass

 さてOPPOが移転したことにより、元々OPPOが入っていた場所にはRealmeの店舗が入りました。RealmeはいままでSYNTRENDの2階に店を構えており、エスカレーターを上がるとすぐにお店が見えるといういい場所に出店していたのです。オフィシャルキャラクターの黄色いネコ「realmeow」が出迎えてくれたものです。そのRealmeも1階に移転したことで、より多くの来客が見込めるようになりました。

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1階に移転したRealme

 規模は小さいながらも、店内にはrealmeowの限定カラーフィギュアが置いてありました。

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ここだけで見れるレアなrealmeow

 また、お店の名刺を置いておく名刺スタンドもrealmeow。これはぜひ販売してほしいもの。せっかくのキャラクターだけに、スマートフォンだけではなくグッズも売ってほしいですね。

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realmeowの名刺スタンド

 さて、1階ではもう1つの店が工事中でした。ここは以前、台湾キャリア「Gt(亞太電信)」の店舗だったのです。しかし、Gtは12月に合併を行ない、大手キャリアのFar EasToneに吸収されました。すでに1階にはFar EasToneの店もあることから、Gtの店舗は閉鎖。今後は別のお店が入るようです。

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Far EasToneに吸収合併されたGtの店は工事中

 Gtの跡地には、2階にあるソニーかシャオミが入ってほしいもの。SYNTRENDのソニーストアはスマートフォンも大々的に販売しており、より多くの消費者にXPERIAを知ってもらうためにも、1階に出店したほうがいいでしょう。

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2階で営業中のソニー

 SYNTRENDのある八徳路エリアには、スマートフォンの中古店もあります。スマートフォン好きな人は台湾に行ったらぜひこのエリアに足を運んでください。

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八徳路にあるスマホ中古店

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