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原子力プラントの実寸大模型の移設作業で有効性を確認

日立、現場データ収集技術や生成AIを組み合わせた「現場拡張メタバース」を開発

2023年12月19日 16時15分更新

文● ASCII

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 日立製作所は、2023年12月18日、同社の蓄積した産業分野における現場業務を迅速に進めるための技術を組み合わせた「現場拡張メタバース」を開発したことを発表した。

 現場拡張メタバースは、物理的な制約によって作業員にしか把握できなかった現場を仮想空間上に拡張し、遠隔地にいる関係者にも直感的な形で見える化。あわせて、現場データの可視化や利活用を推進するプラットフォームとなる。

 同技術には、作業着型センサーやスマートフォンアプリなどにより、現場データを5W1Hの情報とともに収集する技術や、蓄積データにメタバース上で迅速にアクセスしたり、生成AIで対話形式で抽出するデータ活用のためのAI技術、ウェブブラウザベースの簡便で軽量なデータ可視化技術などが用いられている。

実際の工事における現場拡張メタバースの適用イメージ

蓄積データ活用のためのAI技術

 また日立製作所は、日立GEニュークリア・エナジーおよび日立プラントコンストラクションと連携し、両社内で実施された原子力発電所の実寸大模型の移設工事に、現場拡張メタバースを適用。その結果、遠隔の部署同士での認識齟齬による手戻り頻度が減少し、作業の完了待ちが低減するといった業務効率向上での有効性を確認しているという。

 日立GEニュークリア・エナジーと日立プラントコンストラクションは、同技術を、原子力発電所における作業効率と安全性の向上や技術伝承、人財育成に活用していく。

メタバース空間上に再現された原子力発電所内の構造物の実寸大模型

 日立製作所は、今後もさまざまな産業領域の顧客と協力して、現場作業の効率化を推進していくとする。

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