絶対行きたい! この街のあの名所 第91回

フルーツと温泉の街、福島市で味わう“三種三様”の本格ラーメン

文●越智龍二 イラスト●サタケシュンスケ

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 市内の飲食店などで今だけのリンゴメニューが味わえたり、宿泊施設でリンゴ風呂が楽しめたりするほか、抽選で市内宿泊補助券なども当たるキャンペーン「ふくしまアップルホリデイ2023」を、2024年1月31日(水)まで開催中の福島県福島市。この冬はリンゴ一色になる「フルーツ王国」のグルメは、フライパンにぎっしり並んだ円盤餃子がなんといっても有名ですが、じつはラーメンも隠れた名物なんです。

 数多くのラーメン店が営業し、行列のできる人気店も存在する福島市のラーメン。同じ福島県内にある喜多方ラーメンや白河ラーメンを提供するお店も多いですが、それだけじゃない多種多様なラーメンが味わえるのもポイントです。そこで今回は、変幻自在なメニューを提供する行列店や市内の味噌にこだわった味噌ラーメンが自慢のお店に加え、意外な場所で楽しめる本格派の一杯など、魅力たっぷりの市内のおすすめラーメンを3つご紹介します。

4種のスープと6種の麺を使い分ける行列店

自家製麺 うろた

 毎朝仕込む4種のスープと6種の自家製麺を使い分け、王道から独創的なものまで幅広いメニューを展開する「自家製麺 うろた」。醤油の純鷄そば(写真)900円は、水と鶏だけで作ったスープに、独自のブレンドを施した醤油ダレと低加水の細麺、炭火チャーシューなどを組み合わせたネオクラシックな一杯です。現在、昼と夜でメニューを変えて営業中。

DATA
住所:福島県福島市新町3-14
電話:024-572-3383
https://twitter.com/urota1231

市内の味噌をブレンドした風味豊かで濃厚な味噌ラーメン

らーめん 紺や

 濃厚な味噌ラーメンが食べたいなら、「らーめん 紺や」がおすすめです。一押しの味噌らーめん(写真)900円は、鶏ガラや豚骨をベースにしたコクのあるスープを使い、市内で作られる数種の味噌をブレンドした風味豊かな一杯。そのほか、丸鶏、鶏ガラ、煮干しなどを使った塩らーめん、エゴマ豚を使用した自家製餃子などもファンが多い人気メニューです。

DATA
住所:福島県福島市町庭坂字石田道16-43
電話:024-502-6935

UFOの里で味わう芳醇スープのダブル地鶏ラーメン

UFO物産館

 意外な場所で本格的なラーメンを味わえると話題なのが、「UFO物産館」です。UFOにまつわる資料を展示する「UFOふれあい館」に隣接した物産館の食堂で、会津地鶏と川俣シャモを使った鶏の旨味たっぷりのダブル地鶏ラーメンを提供。いずれも分厚いチャーシューがのった醤油、塩、味噌、飛魚の4種の味があり、お手頃価格の700円~楽しめます。ここならではのパワーストーンのピンカラ石を使った丼(写真)も人気!

DATA
住所:福島県福島市飯野町青木小手神森1-300
電話:024-562-2002
https://ufonosato.com/index.php?mmenu=riyo&smenu=bussan

 松尾芭蕉ゆかりの飯坂温泉、1400年以上の歴史がある土湯温泉、乳白色の硫黄泉が楽しめる高湯温泉の“福島三名湯”を擁する福島市。寒さが厳しい冬に訪れた際は、“三種三様”のおいしいラーメンと、泉質の異なる3つの温泉でほっこり温まってください。

※記事内の価格はすべて税込です。販売価格は予告なく変更される場合があります。

アスキーJP地方活性のみ、下記をいれてください ※この記事は、「つなぐ旅~東日本~ ひがしにほんトラベルガイド」から転載しています

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