スマートフォンをカメラにするキットが登場!
シャオミの「Xiaomi 13T」「Xiaomi 13T Pro」は日本及び中国以外のグローバル市場で販売される同社のフラッグシップカメラフォンです。高性能なカメラを搭載するモデルだけに、写真撮影がしやすいようにと、海外ではXiaomi 13T用のカメラキットが提供されています。
マレーシアなどではこのキットをシャオミストアで販売、香港などではXiaomi 13Tを買うと無料でもらえるという太っ腹なキャンペーンも行なわれています。
パッケージは「カメラグリップ」「カメラストラップ」「ミニ三脚」がセットになっています。今回はこのカメラグリップが使いやすかったので紹介しましょう。
こちらがカメラグリップ。大きなグリップが握りやすく使いやすそうです。また前面には大きな白色LEDライトも内蔵。上部にはアクセサリーシューもあります。さらにBluetoothによるシャッターボタン、ズームの大小ボタンも備えます。そしてうれしいのは正面にシャオミのロゴが入っていること。シャオミ純正品らしい外観になっています。
背面を見るとスマートフォンを保持するクリップが見えます。つまり、Xiaomi 13T専用ではなく、ほかのスマートフォンにも使うことが可能です。なお、クリップの幅は58~86mmの間で可変なので、ほとんどのスマートフォンに対応するでしょう。そして側面にはLEDライト用の内蔵バッテリーを充電するためのUSB Type-C端子も備えています。
シャッターボタン部分はマグネットで脱着式になっており、この部分をBluetoothシャッターリモコンボタンとして使えるのも便利。写真では見えないのですが、グリップの底面には三脚穴も開いているので、スマートフォンを三脚に固定してリモコンを使った撮影もできるわけです。
さて、実はこのカメラグリップ、UURIGの「PH-10」という製品によく似ています。ということは同製品をシャオミ向けにロゴやシャッターボタンを変えた製品なのかもしれません。PH-10は単体で買えますからカメラグリップが必要な人も購入できますが、今回紹介するキットのグリップにはシャオミのロゴが入っており、シャオミユーザーならこちらを使いたいと思うでしょう。
グリップをしっかり握れるので撮影しやすい
実際にXiaomi 13T Proに装着してみました。サイズはしっかりマッチしており、デザインも悪くありません。そして、どことなくカメラのようにも見えます。LEDライトがレンズのような印象を与えてくれるからでしょうか。
このまま片手で持ってみるとグリップ部分をしっかりと握れるので、撮影もしやすいと感じました。動画を撮るときにも手ブレしにくくなるようです。シャッターの位置も悪くなく、撮影がより楽しくなります。
スマートフォン単体写真を撮るときは親指を使ってシャッターを切りますが、グリップなら人差し指なのでより押しやすいわけです。アクセサリーシューにはグリップ本体のLEDライトよりも強力なライトなどをつけて使うのがよさそう。
グリップ本体のライトもかなり明るい光を放ちます。グリップ上部の電源ボタンを押すことで光量が30%→70%→100%と切り替わります。夜間のポートレート撮影や、暗所での近距離撮影などに威力を発揮するでしょう。
このまま机の上に置いて、ビデオを撮る用途にも使えます。強力な性能のカメラを搭載するスマートフォンを活用できる、なかなかいいアクセサリーだと感じました。日本でもこのようなアクセサリーをぜひ展開してほしいですね。
「スマホ好き」を名乗るなら絶対に読むべき
山根博士の新連載がASCII倶楽部で好評連載中!
長年、自らの足で携帯業界を取材しつづけている山根博士が、栄枯盛衰を解説。アスキーの連載「山根博士の海外モバイル通信」が世界のモバイルの「いま」と「未来」に関するものならば、ASCII倶楽部の「スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典」は、モバイルの「過去」を知るための新連載!
「アップルも最初は試行錯誤していた」「ノキアはなぜ、モバイルの王者の座を降りたのか」──熟練のガジェットマニアならなつかしく、若いモバイラーなら逆に新鮮。「スマホ」を語る上で絶対に必要な業界の歴史を山根博士と振り返りましょう!
この連載の記事
-
第726回
スマホ
1700万円のシャオミ製スーパースポーツEV「SU7 Ultra」を広州モーターショーで見た -
第725回
スマホ
この冬一番の注目スマホ、超薄型折りたたみの「心系天下W25」がサムスンから登場 -
第724回
スマホ
駅名ごとGalaxy! クアラルンプールの「Samsung Galaxy駅」がスゴすぎた! -
第723回
スマホ
レトロデザインが可愛すぎる!? Nokiaケータイ風リュックの良さを知ってほしい! -
第722回
スマホ
iPhone 16発売直後の深セン、中国でも中古買い取りショップと転売が盛況 -
第721回
スマホ
日本と変わらぬ熱気がスゴイ! 中国・深セン版「ポタフェス」に行った -
第720回
スマホ
USBケーブルや電源プラグに4G内蔵も! 進化するモバイルルーターたち -
第719回
スマホ
ドイツでも人気のシャオミのスマホ、ライカカメラで注目を高める -
第718回
スマホ
毎月の無料ギフトが楽しみなドンキのSIM「マジモバ」を契約してみた -
第717回
スマホ
ファーウェイの新型EV「LUXEED」はスマート化でよりモバイルとクルマは密接な関係に -
第716回
スマホ
ディスプレー展示会で見てわかった最近のスマホの背面が美しい理由 - この連載の一覧へ